【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

焼き場で焼いたはずの爺様が……

      2017/09/03

Sponsored Link

先輩から会社の休み時間に聞いた話。

だいぶ昔のこと、先輩の田舎のおじいさんが亡くなった時の話なんだけど。

死因はフグの中毒死。夕食に食べたフグにあたってのことだった。

その時おじいさんは家に一人だったらしく、おばあさんが家に帰って来たときにはチアノーゼっていうの?顔が紫で、息もしてなくてもうだめだっていう状態だったそうだ。

翌日に通夜で、その次の日に火葬という段取り。

当時はちゃんとした火葬場なんてなくて、山奥の焼き場に親族、知人で遺体を焼きに行く。

で、焼けたころにまた、何人かで骨を取りに行くっていう方式だったんだそうな。

焼きだしたのが結構遅かったらしく、焼ける頃にはもう日も沈むころ。

おじいさんの知人の男二人でシャベルと明かりをもって焼き場に向かう。

さあ、骨を拾おうかと思ったら、棺桶の灰ばかりで肝心の骨がない。

そんなはずがないっていうんでよく照らしてみると、灰を引きずったような跡がある。

二人はそのあとを追って進んでみた。

……おじいさんがいた。

焼き場からほど近い所の木の下で、あぐらをかいて。

全身が赤黒く焼け、半分炭化し、ところどころ骨の見えた姿で……

「俺が思うに……」

先輩が続ける。

「最初に死んだと思ったとき、じいちゃんはまだ生きてたんじゃないかな?仮死状態で、焼かれている途中に、息を吹き返しちまった」

そして焼かれながらもなんとか棺桶からはい出し、その木の下まで行ったところで力尽きた。

……想像を絶する光景だ。

当時は医学もまだ進んでおらず、ましてや田舎のこと、そういうこともあったのかもしれない。

なんにせよこのままではいけない。一人の男がもう一度焼き場に戻そうとした、その時だ、

「きいぃぃさまぁぁああ!!死んでまで人様に迷惑かけるかぁぁぁああ!!」

もう一人の男が持っていたシャベルでおじいさんの体を打ちのめした。

そして焼け場まで、蹴り倒すように運んで行ったんだ。

どうやら無くなったおじいさん、金貸しをしており、それもそのやり方がかなり悪どく、ご近所さんはおろか、近隣でも有名な人だったそうだ。

トチ狂った男も、

「これできれいさっぱり縁が切れる」

そう思って骨を拾う役を買って出たのかもしれない。

俺が怖かったのは、先輩がこの話を『休憩時間の笑い話』として話したこと。

「 なんでこの話を自分が知ってるかっていうと、
さっきの、じいちゃんを叩かなかったほうの男が、
それから何年かしてから自分が死にそうになったとき、
とうとう墓場まで持って行けず、ばあちゃんに
実はこういうことが……って話したんだってよ!

アッハハハハハハハハハハ 」

もちろん、話を聞いた俺をふくめ、誰一人愛想笑いひとつできなかった。

(了)

 

怖い本(3) [ 平山夢明 ]

Sponsored Link

 - ヒトコワ・ほんとは人間のほうが怖い話

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

年上の彼女

二十歳頃付き合ってた五歳年上の女がすごい生意気だった。 449:2009/10/ …

夫はストーカー

  あたしの浮気が発覚しても別れないと夫から宣言された。 2013/1 …

ホーム・アローン~留守宅糾憫

俺は昔、父の都合で田舎の実家に住んでいた。 小学校低学年だった俺は、休日昼間はよ …

人食いの風習

人の業ってのはあるんだな、と感じた話 263 :本当にあった怖い名無し:2012 …

ずっと一緒にいたい

  今現在恐い話。 学生の頃から仲良しで、十年近くずっと一緒に同人して …

不気味な友人の後輩

あんまり文章上手くないしオチとかないんだけど、最近の俺の一番の恐怖体験なので書き …

狂気!怪奇物件

まだ俺が学生だった頃の話。 入学した時から半年近く住んでいたアパートが、どうも不 …

暗黒のバレンタインデー

霊とかオカルトとは全然違うんですが、私にとってはとても忘れられそうにない話です。 …

シンナー少年の悲惨な最期

私は三〇代前半、中国地方のとある県に住む会社員です。 話は私が十六歳の頃です。 …

毒親下衆の極み!

  場所まで晒して書いちゃうけど、川口市の元大手デパート店の所で見た親 …