【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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小さな女の子

      2017/09/14

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私はバイク乗りだ。いや、バイク乗りだった。事故る前までは……

2006/08/31(木) 11:55:54 ID:Pud31u5m0

以前SEをしていたころ、場所的に公共の移動手段では行き難い場所での作業が発生していたので、バイクで行っていた。

毎日、夜中の12時ごろに仕事が終わるので、バイクを使っていた部分もあるのだが。

その日もバイクで通勤し、深夜1:00に帰宅。風呂に入り、即就寝した。

朝方なのだが、妙な感覚で目が覚めた。いや、目は覚めていないが周囲が見えた。

ちゃんと自分の視点で周囲が見えた。いつもの自分の部屋である事が確認できていた。

その時は寝ぼけているのかそれを不思議とも思わず、何の気なしに受け入れていたが、ふと足元を見ると、日本人形位の女の子が立っていた。

顔は覚えていないのだが、髪の長さは胸くらいまであって、赤い花柄の和服を着ていた。
その女の子が「トコトコッ」って感じで私の体の上を歩き、右肩をポンポンとたたいた。
その瞬間、私はガバッと起きた。

夢?妙にリアルであったが、夢ということで片付け、支度をし、バイクにまたがり仕事へ。

その日は妙にすんなり仕事が終わり、19:00くらいに帰宅する事にした。

いつものようにバイクで帰宅したのだが、その途中で事故にあった。

右車線にいた車が左のわき道に入ろうと、急に右車線から左折してきたのだ。

先の交差点が赤だったため、減速途中で速度はそれほど出ていなかったが、私は見事に巻き込まれバイクは大破。

右肩亜脱臼、腱断絶の重症を負った。入院決定。

事故自体は受け入れるしかなく、既に朝方の夢など忘れていたため、自己嫌悪に陥る程度の事だったのだが、友人が見舞いに来てくれたときに、ふとその事を思い出し話をした。

その友人は俗にいう見える人だったのだが、普段そんなそぶりは見せず、滅多に人にも言わない人間だ。

その友人が、「お前が電車通勤してなくてよかったよ。電車に乗ってたら他の人も巻き込んでたしな」と言った。

どういう事?と聞いてみると、私はその日、必ず事故によって右肩を怪我をさせられた。それも、あの日本人形の様な女の子によって……バイクだったから一人で済んだと。

つまりは、そういうレベルのモノに憑かれたらしい。どんなに気をつけても、無駄な事があると思い知った。

あの事故から1年後の5月。

やはり客先での作業が入っていた。

今回も電車では不便なところだったので、懲りもせずバイク通勤をしていた。

やはり朝方に、事は起こった。前回と同じように見えているのだ。

そのときは横向きになって寝ていた私の足元あたりに、日本人形のような女の子が立っていた。

前回と同じくトコトコと歩き、まずは左足の膝。

そして、私の後ろに回り腰の辺りをポンポンとたたく。

既に左膝をたたかれた時点で、『やばい!起きねば』と思ったのだが、体は言うことを利かない。

金縛り??夢だから???と思っているうちに腰をたたかれた。

気配がスッと消えて、「がばっ」と起きた。

前回の記憶が一気に思い出され、そして友人の言葉を反芻していた。

「お前が電車通勤してなくてよかったよ。電車に乗ってたら他の人も巻き込んでたしな」

バイクで行くかどうか悩んだが、時間的余裕と他人を巻き込むのもな……という思いから、バイクにまたがった。

その日は、自分でも相当安全運転に勤めたと思う。が……やっぱり事故った。

交差点の右直事故である。ちなみに当方は直進。信号青。

『何故??』という思いと、『やっぱり』と瞬時に思った。

かなりぶっ飛んだらしく、交差点中央で事故ったにもかかわらず、私は交差点の先の横断歩道の上でのたうちまわっていた。

バイクは大破。おまけに事故相手の自動車も全損。

私は左膝前十字靭帯断絶、半月版損傷、第三腰椎圧迫骨折。

ただ、事故の割には軽症?だったのが幸いだった。

入院中、例の友人が見舞いに来た。

友人は私の顔を見るなりすぐ、「お祓いに行け。女の子そこにいるぞ」

どこ?って感じだったが、友人に指差された場所をみて分かった。

部屋の角なのだが、姿が見えるわけではないのだが、異様に辛気臭いというか、そこだけ暗い。

影が出来ているとかではない、その場所が光を吸い込んでいるといった印象だった。

ただ、他者にはみえないらしい。

存在を知ってしまった恐怖はとても大きく、自分ひとりでは全く対処ができない存在に怯えつつ、入院生活をすごし、退院の日が翌日という日の夜。

暗い病室、私は目を閉じている……やっぱり外の景色が見えている。

目の前に女の子がふと現れた。

驚きはなかった。どこかで心の準備が出来ていたんだと思う。もしくは慣れ。

一言「痛かった?」と。それも楽しそうに、興味深々といった感じで聞いてきた。

当たり前じゃ!と本来なら言っているところだが、「うん」としか言えなかった。

「また今度あそぼうね」と言って女の子は消えた。

そこで目が覚め、言葉の意味を考えた。

彼女の遊びは過激すぎる。今度少女が現れたときは、持って行かれるなと。

退院してから、すぐにお祓いに行った。

お祓いも終わり帰る間際、住職に呼び止められた。

私は「はい?」と言って振り返った。

「あなた、最近不思議な出来事がありましたか?」

「はあ」

「ちょっと見ていただきたいものがあるのですが」

「はあ」

「どうぞこちらへ」

「……」

住職について行くと、祭壇と言っていいのか分からんが、その部屋には人形がずらーっと並んでいた。

心底恐怖したが、そこにあの日本人形のような少女をみつけた。というよりも、目線を持っていかれた。

「何故だか分かりませんが、あなたをここへ連れてきたくなったんです」

さらに心底恐怖した。その人形はいつからあるか分からないという。

供養はこれから。手を合わせたら憑いてきそうなのでやめた。

それから二ヶ月後

例の日本人形のような女の子は現れまして、また怪我をしました……

先週の土曜日の未明の出来事です。起きているか、寝ているか分からない状態。

ただ、目は閉じているのに、部屋の様子が見えました。

きた……という感覚と、足元に女の子が。起きねばと考えましたが、時既に遅く体動かず。

首をポンポンと叩かれると、私の目の前に女の子が。

その時の女の子の表情は、いつもと異なり『冷たい目』でした。

既にバイクは乗っておらず、土曜日なので電車にも乗らない。

家でじっとしていれば問題は無いだろうと考えていました。

しかし、事は起こるもの。急な用事で地元の駅まで行くことに。

歩いていける距離なので、車などに細心の注意を払い、用事を済ませ帰途につく頃、雨が降っていました。

歩道橋を降りるとき、それは起こりました。

歩道橋の踊場にて、背中をドン!と押されたのです。

当然のごとく階段から落ちましたごろごろと。

階段方向を見ようとも首が痛くて動きませんし、体中痛くて動けません。

でもなんとか目だけで見ると、歩道橋には誰もいません。

「大丈夫ですか!?」と駆け寄ってきた女性に、「なんとか……」と答えるも立ち上がれず、救急車で病院へ。

頚椎捻挫、全身打撲。入院する必要は無く助かりました。

しかし、問診を受けている時にギョッとしました。

脱いだシャツを着ようとした時、上に来ていたシャツには何の跡もないのですが、下に来ていたTシャツに手の跡が左右1組、影のようについていました。

いま首にコルセットはまってます……

いつになったら開放されるやら。

電車に乗っている。東京は総武快速線。

いつもの通勤経路、帰り道。

私は座席に座り、隣の女性と話をしていた。その女性に対して面識は無いが、楽しく話をしている。

『次は馬喰町、次は馬喰町』

アナウンスが流れ、駅に着く。人が降りていく。

電車が発進し、ちょっとして『次は秋葉原、次は秋葉原』。

ん?秋葉原に行くわけがないのである。

そして『次は秋葉原、終点になります』。

ん??そこでふと思った。これは夢だと。総武快速が秋葉原に行くわけは無く、秋葉原は終点駅ではない。

でも終点なので、降りなければならなかった。

階段を下り、仕方が無いのでタクシーを拾おうかと思っていると、何故か『最終電車がまいります』と聞こえてきた。

急いでホームに戻り、千葉方面各駅電車に飛び乗る。夢と認識しているのに。

中は混んでいたが、錦糸町に着くと人がざっと降りていき、座れるほどガラガラになった。

対面式の座席があり(あるわけない)、座ると先ほどの女性がいる。やはり楽しく会話を始めた。

話に夢中になり、外を見ると見たことの無い景色になっている。

終電のはずなのに外は明るく、暖かくもある。

あれ?どこだここ……と思うと、『次は□△×%#駅です』。聞いたことも無い駅だ。

ただの夢だし楽しむかと、開き直って女性と談笑していた。

ただ、周りには私達の他にポツンポツンと人が乗っている程度、皆無表情で俯き加減なのが気になっていた。

ふと外を見ると、電車がどんどん雲に近づいている。下を見ると線路が無く浮いていた。
女性に尋ねる。

「これってどこ行きの電車なんですかね」

かなり軽く聞いた。女性も笑って答えた。

「天国行きですよ(微笑)」

俺も微笑み返し+苦笑。

疑問、仮定、推測、憶測……夢?現実?白昼夢?現実?

「これって夢ですよね」

「現実と夢の中間ってとこですかね」

「何で俺はこの電車乗ってるんですかね」

「あれ?知らないんですか?自動車事故でお亡くなりになったんですよ」

「あなたは何故乗ってるんですか?」

「仕事ですから」

「ぁ……そうですか……」

電車は雲海を抜け、ぐんぐん上っていく。

とその時、下から声がした。

「起きてー、起きてー」

とても小さい声だが、聞き覚えのある女性の声。

婚約者の声だ。

そこで初めて早く目を覚まさないとと思った。

「無駄ですよ」

真顔だった。

「あなたはもう助かりません」

それでも目を覚まそうと注力していると、とことこと女の子が歩いてくる。

見覚えのある、いや、忘れたくても忘れられない。

そう、あの女の子だ。和服を着た日本人形の様な女の子。

「駄目だよ行っちゃあ。これからいっぱい遊ぶんだから」

ゾッとした。俺はついに殺されたんだと。

と同時に、何が何でも戻ってやると思った。

強く、強く、ひたすら戻ることに意識を集中した。

すると床下に穴が開き……

落ちた。ぽろって感じで。多分かっこ悪かったと思うような落ち方だった。

雲を抜け、地上がどんどん迫ってくる。

そして、どっかの屋上を抜け、何階分かをすり抜け、自分の体があった。

一瞬だが、「あっいろんなのくっ付いてる」

のどにカニューレも付いていた。

が次の瞬間、体に激突!

……と思ったら目が覚めた。

体には色々くっ付いていた。動けない。声も出せない。

看護師さんが私に気づき、そっからはもうドタバタだった。

事故から6日目の目覚めだったらしい。あたまはそってあり、頭皮は縫ってあった。

交差点、歩行者用信号は青。信号無視の軽トラが突っ込んできたらしい。

脳ヘルニアで担ぎ込まれたらしい。当然記憶など無い。

今はその事故から2ヶ月。幸い後遺症も無く。

まだ入院中でリハビリ中だが、元気になった。

この2ヶ月女の子は来ていない、嫌な気配も無くなった。

あのまま電車に乗って天国に行ったのかもしれない……

(了)

 

東京伝説ベストセレクション(2)錯乱した街の怖い話 [ 平山夢明 ]

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