【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

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天狗を見た話

      2017/02/13

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ずいぶん前に天狗というかガルダを見ました。

167 : 本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/21(金) 19:41:03 ID:Z29w2ZUR0

実家に行ったとき、夜中に父と二人でまったりした時がありました。

このスレで天狗を見たらしいと指摘されたばかりだったので、なんとなくその話をしてみた。

「*昭和六十四年(平成元年)にこんなことがあったんだけど、それは天狗だったらしいんだって」(*註:昭和64年は1989年1月7日迄の1週間)

「ふーん……なるほどな」

と何かを納得したかのような相槌を打つ父。

「なに?」と聞いてみると、

「この前の正月、夜中にベランダで煙草を吸っていたら突然視線を感じた」と言い出した。

周りを見回してももちろん誰もいない。

でも自分を見つめている視線はあまりにも強く、気のせいとは思えない。

ベランダは私が空中で変なものを見た場所の正面にあたる。

「それからどうしたの?」

「気持ち悪いから家に入った。朝になって塩撒いたからそれからはなにもない」

「私が見たのもお正月。同じ場所」

と口に出すとジワジワ怖くなったので、なんでだろう、怖い、どうしよう、と私はパニくり始めた。

でも父は「別に怖がる必要はない。よくあること。塩を撒いて清めればいいだけ」と淡々という。

「ただ、言っとくぞ。塩を撒くのは昔からしていた普通のことだけどな、最近はそんなことにもケチをつけるやつらもいる。だから撒くんなら誰にも見られないように撒けよ」

「でも天狗に関係するものなんて近くにないのにね」

「○○○神社は天狗の神社だぞ」

納得。

あそこの神社ならありえないことじゃないと思った。

その話しを父としてから自宅に戻ったある日の就寝時、二歳の子供をベッドに残して電気を消しに行った。

ベッドに戻ると、暗がりの中で子供が目を見開いて窓を凝視している。

体も固まって口をパクパクしてる。

どうしたの?と視線の先を辿ったけど、窓の外には何も見えない。

子供は窓を見上げたままプルプルと震え、切れ切れに

「おっきぃ とり」と言った。

次の日、誰にも見られないように朝一番で塩を撒きました。

子供にしか見えない天狗もいるのかね。なんかトトロみたいだな。

俺の経験は天狗かどうかはわからんのだが。

ダムの建設現場下流にある大きな檜の木立の下に水の流れがあって、そこにウワバミソウがたくさん生えていた。

その箇所に上に上がる石積みの階段のようなものがあったので上に上がりました。

大きな石がゴロゴロとしていて小さな広場のようになっています。

そこには山の神様が祀られていたので、何げに挨拶を致しましょうと考えて手を合わせて黙祷して、ちょっと寄らせていただきました……

と想念した瞬間にすぐ俺の右側すぐ脇にかなり大きな石が投げ転がる音がしました。

ドサリ!!という音で、前方からでなくて俺のすぐ横に落としてそれが後ろの方に転がる感じ。

思わず激しく恐怖してキョロキョロと周囲を見渡しましたが何かが落とされたような痕跡がありません。

もしかしたら半端な想念で格好だけのポーズをしたのを見透かされて脅されてのかも……と反省を致した次第であります。

今から思えば天狗……だったのだろうと。

その代わりにウワバミソウを沢山持って帰りました。

151010_006

『甲子夜話』巻之三十 空中人行より

高松侯の嫡子、貞五郎が語ったという。
幼時、矢の倉の屋敷に住んでいたときのことだ。
凧をあげて遊んでいると、遥かに空中を飛来するものがある。
不思議に思って見ているうち、近くなると、人が逆さまになって飛んでいるとわかった。
両足は天をさし、首は下になり、衣服はみなまくれて頭や手にかぶさって、はっきりとはわからないが女とおぼしく、号泣する声がよく聞こえた。
これは、天狗が人を掴んで空中を行くのだが、天狗は見えず、人だけが見えていたのであろう。
貞五郎だけではなく、傍にいた家臣たちもみな見たということだ。

これを読んで寒気がしました。逃げてよかった。

(了)

 

呪胎怪談 [ 吉澤有貴 ]

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