【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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タンクトップの黒人

   

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彼女と家にいたら、突然、うちのドアを激しく叩かれる音が聞こえた。

どうせ同じアパートに住む友人のいつものイタズラだろうと、ろくに確認もせずにドアを開けると、タンクトップのガタイのいい黒人がいた。

手にナイフを持っていた。

一瞬、ヤバいやつだ、と思ったが混乱してしまい、なにもできなかった。

しかし、よく見ると様子がおかしい。

焦っているのは相手の方。

肩で息をしており、汗だくだった。

英語で何かまくし立てるが、俺にはよくわからない。

相手はおかまいなしで、わめいている。

そのうち、奥に隠れて様子を見ていた彼女が出てきて、男と話を始めた。

彼女は留学経験があり、日常英会話程度なら不自由しない。

俺はしばらく話を伺っていたが、しびれを切らして、彼女に通訳を頼んだ。

男は、一つ先の駅のバーで働いていたらしい。

仕事帰りに街をうろついていたところ、一人の日本人女性と知り合い、そのまま行きずりで、女の家に上がったらしい。

女の家で一杯やっていると、ふと女は奥の部屋に消えた。

男は女を待っていた。

そのうち、風呂場からなにか物音がするのに気がついた。

何気なく風呂場を覗くと、そこにはさっきの女とは別の、顔が傷だらけで片腕がヒジまでしかない女が、空の浴槽にうずくまって体を揺らしていた。

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女は男に気づき、何か怒鳴った。

口の中が血だらけだった。

突然何か、肩の横をかすめた。

ナイフだった。

男は恐怖におののき、なぜかそのナイフを拾うと、そのまま部屋から逃げ出した。

女は追いかけてきたが、全力で走り、どのくらい走ったかわからないが、途中、目に入った俺の部屋に助けを求めたという。

彼女が警察に行くよう進めたが、男はそれはダメだと頑なに断った。

大袈裟なジェスチャーで気づいたが、男の肩には確かに新しい深めの切り傷があった。

俺たちは半信半疑だったが、男を放って置くわけにもいかず、タクシーを呼んで、男を乗せた。

朝まで明るくて、人がいる場所がいいというので、少し遠くにあるが、朝までやっているファミレスを行き先にと、運転手に伝えた。

男がそのあと、どうしたのかは知らない。

彼女が言うには、男は動転していたが、話ぶりからは酔っているようではなかったとか。
また、視線もまともで、クスリでキまッたやつ特有の目もしていなかったとか。

別に俺の家に上げろとか変な要求をしてくることもなかった。

ただ、明るいところを教えてくれと。

以上、信じられるかどうかわからんが、とにかくこの間あった変な出来事。

気持ち悪いから、どこの家だとか詮索する気もない……

(了)

 

超怖い怖い怖~い話 ほら、あなたの隣に…/さたなきあ

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