【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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深夜の金縛り

      2017/04/10

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1998年十二月初旬に年度末での辞職を上司に申し出、暮れになり久々に実家に帰った時の話です。

2006/04/10(月) 11:37:33 ID:y45Kk/qQ0

入社時の保証人だったので、一応両親には会社をやめる事を言わなきゃなと思いまして嫌々帰省したんです。

実家を出て十年、何度か実家には帰省した事はあったんですが、両親とはあまり仲がよろしくないのと、自分の部屋もなくなっていましたので、なんとなく居心地の悪さをいつも感じてました。

両親は二階で就寝し、自分は一階の居間に布団を敷いて就寝というのもあり、自分の居場所がないような感じで……

さて、両親との辞職についての話は置いておきまして……、

その年の大晦日は親戚が集まりまして盛り上がり、悪ガキ達の相手もしながらアルコールも普段より多く飲みまして、親戚たちと一階居間で雑魚寝状態となり、明けて1999年正月は二日酔いのまま昼過ぎに初詣へ。

夕方親戚たちも帰り、また両親と居心地の悪い時間を過ごしました。

その正月の深夜(正確には二日)に自分が体験した話です。

父はその日も夕方から飲み始めたので九時過ぎには二階へ上がっていきました。

一階の居間では自分と母が、会話もなくテレビを見ていました。

母はコタツで、自分はコタツの横に布団を敷き、横になってテレビを見ていました。

深夜に工口ぃ映画をやるようで見たかったんですが(笑)「早く二階に上がらねぇかな」と思いながらも、しかたなくバラエティー番組なんぞ見てました。

時間は一時前だったと思います。

二階から「おかぁ~~さ~~ん」という男の子の声がしました。

自分は『???』と思い階段の方を見たんですが、母は何も聞こえなかったようでテレビを見ています。

数秒後、もう一度「おかぁ~~さ~~ん」と声が!

二階のテレビの音ではなく階段の上から呼んでる感じでした。

自分は母に対し「なんかな?」と話しかけると、母は「ハイハイ」とか返事をして確認しに二階に上がって行ったのでした。

しかし、なかなか降りてない。

もう寝たのかなと思いまして映画にチャンネルを変えようと思いリモコンを手に取った時でした。

『ドンドンドンドン!』

かなり大きな足音を立てて誰かが階段を下りてきたのでした。

やべぇ!母か?

居間の廊下へ通じる襖は空けっ放しでした。

『ドンドンドン!』と音のする階段の方を見ていると三歳くらいの男の子が降りてきて、そのまま居間に入ってきたんです。

両隣の家にも他県ナンバーの車が止まってましたので、自分はその子がイタズラで二階のベランダ越しに侵入してきて降りてきたんだなと思ってました。

その子は、コタツをはさんで向こう側につまずいたかなにかでうつ伏せに倒れてしまったんです。

怒ってやらなきゃなと思い、布団から出てコタツを廻りその子の所へ。

その子はコタツ布団の上で、うつ伏せ状態でもがいてました(笑)

「しょーがねぇなぁ」と思い、その子の脇を持って立たせ、こちらに向かせて叱ろうかと思った瞬間でした。

髪の毛の有った後頭部が顔になっちゃったんですよ!

オカルト映画とかでよくある、首が180度回転してこちらを向くっていうのではなく、瞬間的に後頭部だった所が顔になったんです。

つまり、体は向こうを向いているのに顔は自分を見てるんです。

自分の体制はウンコ座り。

頭だけこっち向きの男の子との目線と自分の目線は正対状態。

正直、おしっこチビりました……

それまでは、その子の体温だとか肉感とかあったんですけど、人間だとばかり思っていた男の子が実はそうではなかったと理解した瞬間、その子の体温も感じなくなり、冷たい丸太を両手で持っている様な感覚になりました。

生まれて初めて「恐怖」ってのを味わいました。このまま殺されるんじゃぁないかとか。

おしっこって本当にチビるんですね(笑)しかも屁まで「ぷぷっ」って出ましたよ(笑)

手を離そうと思っても体が動かない……

すると男の子が「六歳……」って言うんですよ。

なにか訴えるような顔つきでした。

体はもちろん向こうを向いたままです。

どうみても二、三歳の子なんですけど、「六歳」って。

自分は声も出なくなってて、「うんうん、そうかそうか」と言うつもりが「ぅぅ、ぅぅ」としか言えず。

するとまたその子が「六歳……」って言うんですよ。そして自分は「ぅぅ、ぅぅ」

この時は全身に鳥肌が立ってました。

母ちゃん、はよう降りてきてわしを助けてくれ!

そう思っても誰も降りてはきませんでした。

男の子から手を離そうとするんですけど、体が動かない……助けを呼ぼうとしても声が出ないし……

次に男の子は悲しい顔になり「ボクね……ボクね……」と言い始めました。

その子は涙を流し始めたんですけど、それが黄色いんですよね。

その子の肌の色もだんだん青白く変化していきました。

自分もなぜだか悲しくなって「ぅぅ、ぅぅ」と言いながら泣いてしまいました。

涙を拭こうと思っても体が動かない……

なんで、わし泣いとるんじゃ?怖いよぅ誰か助けて~、とばかり思っていたんです。

すると、庭に面した障子から人が現れました!

『プレデター2』の最後、キリの中からプレデターが現れる、そんな感じで。

キリ状のモヤモヤってしてたのがだんだん人の形になりながら、こっちにやってくる……

自分は涙目だったんですけど、不思議とはっきりと見えたのでした。

近くに来ました。老人でした。もうすでに恐怖の最高潮に達していたのか、その老人に対しては恐怖は感じませんでした。

老人は、青と白の格子柄の浴衣を着ていて丹前(たんぜん)を羽織っていました。

その老人は無表情だったんですけど、ゆっくりと自分に頭を下げたんです。

すると自分の手から男の子が消え、老人の手に移ったんですよ。その子は寝てる様でした。

そして、もう一度老人が頭を下げ、反転して障子を突き抜け出ていきました。

助かった……金縛りが解けたんですね、体は動く様になりました。

ボーーっとしたまま布団に入り、『こりゃぁ寝れんよ』『今のは夢じゃないよな?』『しょんべんチビったもんな』『もぅほんま勘弁してくれ』とか鳥肌だらけの体で思っていたらいつの間にか寝てました。

次の日母に起こされ、テレビ・照明点けっ放しで寝ていたと怒られまして……

「いや実は……」

と昨夜の話をし、なんで二階に声の主の確認をして降りてこなかったのかきいたんですよ、ちょっとキレ気味に。

そしたら母は、『あんたが、「もう上がれや」言うけぇ上がったんよ」と、こう言うんですよ。

確かに映画を見たいがため、早く上がらないかなとは思ってましたけど、実際に言ったのは「なんかな?」だったはずなんです。

もうめんどくさいのもあって、それ以上はこの話はしませんでしたけどね。

自分に起きた心霊的な現象は、この一件だけです。

もうチビりたくありません、こりごりですわ。

この話は、母にしか話していません。

(了)

 

ストーカーの心理 [ ポール・E.ミューレン ]

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