【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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電話から聞こえてくる心電図音

   

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十年位前の体験談。

850:本当にあった怖い名無し:2010/11/14(日)00:22:37

俺は遠方に暮らす婆ちゃんに懐いていて、よく電話をかけていた。

その日も婆ちゃんの声が聞きたくて、電話番号を押した。

でもいつもとは違った。

受話器の向こうから聞こえたのは心電図の音、ていうのかな?

「ピーン……ピーン……」

みたいな等間隔の電子音が聞こえてきた。

最初、電話機が壊れたのかと思ったんだけど、向こうから声が聞こえてきた。

「……もしもし?」

と、すごい低いおっさんの声で話しかけてくる。

驚いたんだけど、なんか話さなきゃと思った。

「あ、真田さんじゃないですか?」

「……違います」

短いやりとりの最中にも、後ろから電子音が聞こえてた。

「すいません。間違えました」

俺は間違い電話をかけてしまったらしい。

婆ちゃんちと似た番号の病院か何かにかけてしまったんだ、と瞬時に理解した。

謝って、受話器を置いた。

でも、その後、気づいた。

当時、婆ちゃんちにはよく電話をかけるから、短縮ダイヤルに登録してあった。

ボタンひとつ押すだけだから、間違い電話なんてかかるはずがない。

不思議に思いながら、もう一回ボタンを押すと、普通に婆ちゃんちにつながった。

そのときは「変なこともあるもんだ」程度にしか思わず、婆ちゃんと話した。

次の正月には遊びに行くからとかそんな他愛もない話をした。

なんの変哲もなかった。

婆ちゃんが亡くなったのは、それから一週間後だった。

婆ちゃんの死に不自然なことはなかったらしい。

眠るように亡くなったと聞いた。

悲しかったけど、次第にその悲しみも薄れていった。

それから数年後の話。

当時、生まれて初めて彼女ができた俺は、毎晩のように電話をかけてた。

その日も、同じように携帯からリダイヤルを押した。

「もしもし?俺だけど」

いつものように話しかけた。

「……もしもし?どちらですか?」

電話に出たのは彼女じゃなかった。

低いおっさんの声。

すぐ後ろで「ピーン……ピーン……」という電子音が等間隔に鳴ってるのに気づいた。

「すいません。間違えました」

謝って、通話を終了した。

なぜか俺の心臓がバクバクいってたのを覚えている。

携帯のリダイヤルだから、間違ってかかることなんてないと思うんだけど……

画面には彼女と通話した記録が表示されてた。

それから一週間後、彼女が交通事故にあった。

といっても、足をひねった程度で命には別状はなかった。

ブレーキの切れた自転車と衝突しそうになって、とっさに避けたらしい。

あの心電図みたいな電子音との関連性は今もわからない。

でも、仮に病院に間違ってかかったとしても、心電図は聞こえないと思う。

ああいうのって、手術室とかで鳴るもんじゃないのかな?テレビドラマでしか見たことないけど。

あれ以来、変な病院のようなところにはつながらない……

(了)

 

「極」怖い話(甦怪) [ 加藤一 ]

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