【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

新聞臨時配達員

      2016/06/30

Sponsored Link

 

新聞配達をしていた時の少し怖かった話。

362 :本当にあった怖い名無し :2010/04/09(金) 02:05:59 ID:0a7WB7t/0

販売店の専業(正社員)じゃなく臨時配達員といって、人手が急に足りなくなった場合に依頼されて配る仕事だ。

ある時、都内の販売店から依頼があって、俺はそこへ派遣された。

早速、明日の朝から配達するため配達順路を覚えようと、店から順路帳を借りて、空回り(実際に配達しないで順路を覚える作業)を始めた。

さして難しい順路でもなく、順調に順路とりは進んでいたんだけど、一番最後でおかしなことに気が付いた。

順路で示されている一番最後に配る場所が、順路上で言えば中盤辺りに建っているマンション。

一番最後に回らなくとも、中盤を配っている途中でこのマンションに寄って配達すればいいはずなのに、どういうことだ?と。

この順路帳というものには種類があって、手書きの物とPCで印刷して出すものがある。

そしてPCの方は、入力ミスで順路がおかしくなることが稀にある。

今回の順路帳はPCの方だった為、俺はこれも入力作業のミスだろう…と判断し、空回りを終えた。

まぁ、今思えばこれが失敗だったんだが……

翌朝、順調に配達を続け、例のマンションが近くなってきた。

当然、最後に配ってたら時間のロスだから、途中で寄って配達していこうと俺は思った。

こういうマンションを配る時は、一番上までエレベーターでいって、その後に降りながら各部屋へ配達が普通だ。

俺はどこでもやっているように、エレベーターに乗り上へ向かう。

その時、最上階へ着く前に五階でエレベーターが止まった。

こんな時間に上へ行くエレベーターに五階から誰か乗るのか……?

だが、開いた扉の前には誰もいない。

誰かボタンを押したけど階段で行ったのか、何にしても、その時の俺は大して気にせず配達を続けた。

それから一週間くらい経った頃。

何事も無く配達をし続けていたんだけど、そのマンションを配る時はいつも昇りの時に五階で止まる。

マンションの中には、防犯か何かで夜中は勝手に一定の階で止まるようになってる所もあるし、そこもそうだと俺は思ってた。

また何日か経ったある日。

上の階で新聞を入れ間違えたことに気付いた。

面倒だが入れ直しに行くしかない。

俺が上へ行くためエレベーターの前に立ったその時!

『↑』ボタンを押そうと手を伸ばすと、押してもいない『↑』ボタンが勝手に点いた。

おかしい、どういうことだ?

そう思った時、俺はハッとした。

……ここは……五階じゃないか?

まさか、今まで毎日五階で止まってたのは、防犯云々じゃなくこれがその理由なのか?

そう思っているうちにエレベーターが到着し、扉が開く。

何やら嫌な予感。配達でかいた汗を凄く冷たく感じた。

……だが、俺は仮にも配達のプロの臨配員だ。

嫌な予感を振り払って俺はエレベーターに乗ると、入れ間違えたと思われる部屋のある階のボタンを押した。

そして扉が閉まりエレベーターが動き出すが、いつもと違う。

目的の階近くになってもエレベーターは減速せず、目的の階を通り過ぎる。

おいおい、どういうことだよ……

マジか…何でだ…?その時になって膝がガクガク震えてくる。

そんな俺をよそに、エレベーターは最上階まで行くと止まり、扉が開く。

俺が震える足をどうにか踏み出し、エレベーターの外に出て、何気なくエレベーターの方へ振り向いたその時だった。

エレベーター中に一人の女がいた。

マズイ……これはどう考えても人じゃない……

どうすればいい……どうすればいい……?

そうこうしている内に女が歩き出し、動けない俺へ真っ直ぐに向かってくる。

もう俺の目の前

息でもしていれば呼吸が感じられそうな位置まで女は近付いてきている。

……ダメだ……終わった……

だが、そんな観念した俺のことなど無視するかのように、女は俺の身体をすり抜け歩いていった。

ハッと女が歩いていった方へ視線をやると、歩く女の後姿が見える。

そして施錠してある屋上への扉の方へ歩いていき、その扉も俺の身体の時と同様にすり抜け、姿を消した。

そこまで見たところで俺は腰を抜かし、その場へ座り込んだ。

その日の昼

俺は販売店の責任者へ今朝見たことを話した。

すると責任者は、「順路通りに配らなかったのか……そうか……」と溜め息をついた。

責任者の話によると、その女は以前そのマンションの五階に住んでいた住人。

ある日の深夜。五階からエレベーターに乗り、当時は施錠されていなかった屋上へ行き、飛び降り自殺をしたとのこと。

それ以来、深夜の2時から4時の間、エレベーターは必ず五階で止まるようになり、その女の霊が度々目撃されるようになった。

その為、女が目撃される深夜2時から4時を外す為に、そのマンションの配達の順番を一番最後に回したそうだ。

それならそうと最初に教えろ!と。

まぁ、理由を知れば気味は悪いが、変なものを見ないのなら配るのに支障はない。

とは言え、今まで何人もの配達員が辞め、その販売店のその区域はいつも専属で配る人間がいないとも聞いた。

この仕事をしている時はこういうことがそれなりにあるけど、これは一番厳しかった。

今まで霊感がないと思ってたのに、そのものを初めて見てしまったからね……

今ではいい思い出だ。

(了)

 

怪奇事件はなぜ起こるのか [ 小池壮彦 ]
稲川淳二の代表作『生き人形』のモデルとなった男の生涯から「かぐや姫」コンサートテープに入った幽霊の声、人体消失、凶悪な呪いが支配する廃墟ホテルの謎、岡田由希子自殺事件、宮崎勤事件、酒鬼薔薇事件の陰謀の調査、そして天皇制にまつわる隠された歴史の謎を追う迫真のルポルタージュ!
■怪談の章
その後も現在進行形! 終わっていなかった『四谷怪談』、お岩の祟り
自動車ごと人間が消えた! 謎の人体消失事件の系譜
次々と関係者が死んでいく、都内某所にある「呪われたマンション」
「わたしにも聞かせて」かぐや姫解散コンサートのテープに入った亡霊の声
最強の呪いが放たれる幽霊物件「山の上のホテル」に潜入 ほか
■事件の章
川崎市で起こった少年投げ落とし殺人事件は仕込まれた「コントロール殺人」だった!
宮崎勤事件を「作り上げた」謎の組織の存在とは?
某銀行破たん劇の背後で起こった連続死亡事件の、触れてはいけない因果関係 ほか
■歴史の章
高松塚古墳発掘でささやかれる「呪い」の6人連続死亡事件
泉湧寺に隠された天皇家、謎の歴史
世界中が驚いた、天皇晴れという奇跡 ほか

Sponsored Link

 - ほんのり怖い話

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

igyounomono
防砂ダムで見た異形の者

  知り合いのコウさんというおっさんから聞いた話です。 304 :ノブ …

gunegune
グネグネ

  19のころ市内の実家にふらりと帰った夜、家の近くの路肩に車を停めさ …

img1109
会社にある開かずの間

うちの会社には、開かずの間がある。嘘みたいなほんとの話で、確かにある。 756 …

hotelrinsitu
うるさ過ぎるホテルの隣室

  とある用事で上京した時の話。 2008/04/13(日) 19:2 …

img1268
禁じられた家

定期的に急に思い出す昔の話。 245:本当にあった怖い名無し:2012/12/0 …

img1247
荷物置き場にしているアパートで

自宅兼事務所で自営してるんだけど、仕事関係の荷物を置くスペースがなくなってきたの …

img1146
地方新聞支局

地方新聞の支局に勤めていた方から聞いた話です。 2009/08/04(火) 23 …

kanojono-jika
彼女の実家で

  戦後すぐのお話。哲夫という田舎の青年が、カメラマンになる為に上京し …

img1091
遺体のそばに鉈

曽祖母(母方の祖母の母)の葬式の日に、親戚(母の従姉妹)に教えて貰った話。 47 …

151208_005
百人浜の怪

北海道の百人浜で聞いた話。 襟裳岬近くの百人浜キャンプ場。 一昨年北海道へ行った …