【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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都市伝説・傑作ショートショート集 【己の巻】

      2017/09/05

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魘される

高校の頃、先輩の松次郎さんから聞いた話です。

松次郎さんがまだ幼い頃。

夜、ぐっすり寝ていた松次郎さんが、急にうなされはじめました。

一緒に寝ていた母親が起きて様子を見ると、松次郎さんはうなされながら、「腕が痛い腕が痛い」と言っています。

母親は「ここが痛むのかい?」と腕を揉んであげますが、今度は「足が痛い足が痛い」と訴えます。

言われるがままに腕や足を揉んでいた母親ですが、松次郎さんは一向に落ち着く様子もなく、更に「お腹が痛い」「背中が痛い」と、エスカレートしていきます。

さすがに様子が変だと思った母親が、灯りをつけてみると……

そこには中年男性のような別人の顔になった松次郎さんが、布団の上でもがき苦しんでいました。

仰天した母親ですが、すぐさま仏壇の前に松次郎さんを運び、

「ここはあなたの来るような所ではありません。行くべき処お帰りください」

というような事を必死に訴え、祈り続けました。

その甲斐あって、松次郎さんも次第に落ち着きをとり戻し、元に戻っていきました。

翌日知った事ですが、前の晩。

近くの交差点で交通事故があり、中年の男性が一人亡くなっていたそうです。

時刻は、松次郎さんがおかしくなった時とほぼ同じ。

この出来事は、松次郎さん本人も覚えていなかったのですが、高校生になって、初めて母親から直に聞かされたそうです。

松次郎さんは「自分の顔が変わってたなんてシャレんなんねーよ……」と震えていました。

遺骨

じいちゃんが戦争で南方にいってた時の話。実話です。

日本軍は*兵站を軽視していたから、餓死とか病死ばっかで、本当に悲惨だったらしい。
※兵站(へいたん):戦場で後方に位置して、前線の部隊のために、軍需品・食糧・馬などの供給・補充や、後方連絡線の確保などを任務とする機関。その任務。

友軍が死ぬと、遺族のために遺骨を作らなくてはならないから、指を切って持っていく。

……ある日、敵の奇襲を受けて仲間が一人撃たれた。

ああ、死んだと思ったじいさんと上官は、危険だったが駆け寄って指を切ろうとした。

すると、死んでると思った仲間がうーうー唸りだした。

じいさん「ま、まだ生きてます!」

上官「なに!」

けれど、銃弾が飛び交う中、迷ってるわけにはいかない。死ぬのを待っていたらこっちが撃たれる。

ほったらかして逃げたら、ご遺族に遺骨が届かない。

やはりご遺族に遺骨を届けるのが優先だ。と、言う事になった。

それで、生きたまま指一本切っていったんだが、さすがに切られる方はめちゃくちゃ痛がっていたそうだ。

終戦後、昭和三〇年ぐらいの事。

用事があって東京に来てたじいさんは、東京駅で、あの仲間が歩いてるのを見かけた。

あっ、幽霊だ。と思ったが、リアルすぎる。

他人の空似にしては似すぎている。

話しかけたらやっぱりあの仲間だった。

仲間「おおっ、生きてたのか。いやーこんなところで会えるとは、うれしいな」

じいさん「それは、俺のセリフだ! お前腹撃たれてたじゃないか!」

話を聞くと、弾は本当に偶然、内臓を押し分けて背中に貫通してたらしい。

それで、イギリス軍の捕虜になって助かったと。

その仲間は手をひゅっとあげて、指の一本ない手を見せ、

「いやー、あの時は痛かったぜ、はっはっはっはっは」

仲間は恨んでる風もなかったが、じいさんは顔を引きつらせながら笑ったそうな。

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釧路の借家

釧路に住んでいた時ですが、その借家は格安で借りる事が出来たのですが、借りて間もなく隣り合わせの住人から……

「あんた何かない?その家?そこに入る人みんな居なくなったりして、しばらくずーっと空いてたんだけど大丈夫?」って。

しばらくしたある夜、金縛りにあった。

金縛りは慣れてたからほっておいたら耳元で息をする音。

背後から覆いかぶさる何かに身動きが取れず、お経を唱えてなんとか解けたのだが、それから俺一人なはずなんだけど視線を感じるようになっていった。

友達が遊びに来るって言うんで彼女も連れておいでよって事で。

だが、友達の彼女が玄関から中に入ってこない。

聞くとかなりの霊感の持ち主で、見ると顔が青いんで具合でも悪いの?って聞いたら……

「とっても言いにくいんですが、お体大丈夫ですか?」って。

「中に男と女の人がいるんですが、みえませんよね?」って。

背筋がかちかちな感じで髪の毛がさがだった。

結局、友達は帰ってしまったが、それから、仕事でケガが絶えなくなり……

骨折五回車の事故三回彼女も長続きせずに別れ、仲良しの後輩も家に遊びに来て帰りに事故るし、私も仕事がなくなり、名古屋に来た。

今は何もなかったかのように平和ですが。

後輩の話によれば……

あの借家、廃墟みたいになって取り壊したんだけど、ちょうど私が寝てた部屋。

一箇所だけ底が抜けたような場所があって大家さんが

「古いからねぇ。でもなんともないよ」って言ってたその場所。

下から白骨死体が出て、大騒ぎになって大家さんも行方不明らしい。

俺はしばらく寒気が取れなかった。

(了)

 

怖すぎる実話怪談(異形の章) [ 結城伸夫 ]

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