【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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都市伝説・傑作ショートショート集 【巽の巻】

   

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輪廻転生

あるところに美男美女の新婚夫婦がいました。

結婚生活もしばらくすると幸せな夫婦にもう一つ幸せが訪れました。

二人に子供ができたのです。

妻のおなかも順調に大きくなり、幸せも最高潮でした。

しかし、生まれてきた子は夫婦の期待を裏切るものでした。

美談美女の掛け合わせなのにもかかわらず、その子供は醜くかったのです。

そのために夫婦の仲もだんだんと冷えてきました。

幸せな生活がこの生まれてきた子の為に狂ってしまう……

二人は自分の子供をそんな風にしか考えていなかったのです。

そしてある日、二人は公園の池のボートに乗りました。

ボートで池の中ほどに行くと周りに誰もいないことを確認すると子供を抱き上げて池に突き落としてしまったのです。

二人は口裏を合わせて「事故だった」と主張し、その通りに処理されました。

夫婦を疑うものはおらず、逆に同情も集めました。

それから数年が経ち夫婦にまた赤ん坊ができました。

今度生まれてきた赤ん坊は前の子とは違い、とてもかわいい赤ちゃんでした。

夫婦はとても喜び、愛情をたっぷり注いで育てました。

ある日言葉のしゃべれるようになった子供が「ボートに乗りたい」と言ったので、夫婦は子供をつれてあの公園のボートに乗りました。

ボートに乗ると子供は大はしゃぎでした。

ですが、池の真ん中になると子供はボートの外を向いて沈黙してしまいました。

疑問に思った両親が話しかけようとすると子供は口を開いて

「今度は落とさないでね」と言ったそうです。

 

墓場から着信アリ

ある国に、死を異常に恐れる男がいた。

特に男が恐れていたのは、『自分が埋葬された後に、棺の中で息を吹き返してしまうのでは?』というものであった。

その男が病気の床にあるとき、家族全員に棺の中に電話線を引き、『息を吹き返したときに確実に連絡が取れるようしてほしい』と遺言を残し亡くなってしまった。

葬式の後すぐに、遺族の住む家に奇妙な電話が入った。

内容は、何を言っているのか聞き取れない上に、ザーザーと混線しているような音が混じっていた。

家族はいたずら電話だろうと思って電話を切ってしまった。

しかし、男にかわいがられていた孫だけは「さっきの電話はおじいちゃんからの電話だよ!」と言ってきかなかった。

最初は、家族も子供のたわごとだろうと思っていたが、あまりに孫が譲らないので男性が死んでいることを納得させようと、墓を掘り返そうということになった。

結局、墓を掘り返したのは、奇妙な電話を受けた一週間も後のことだった。

……棺を開けた遺族達は仰天した。

棺のふたには、無数の引っかき傷が残っており、男は家族全員を怨むような怒りの表情のまま息絶えていたのだ……

 

電気をつけなくて……

その日、女子大生の杏子さんは、先輩珠緒さんの部屋でサークルのみんなとお酒を飲んでいた。

お酒を飲むと自然と会話が弾み、非常に盛り上がった。

そしてしばらく経つと珠緒さんが

「今日はそろそろお開きにしましょうか私眠くなってきちゃった……」

珠緒先輩はかなり酔っているようでフラフラして今にもダウンしてしまいそうだ。

杏子さんをはじめ飲み会に参加したメンバーは珠緒先輩をベッドに寝かせ、電気を消して珠緒さんの部屋をあとにした。

部屋を出てしばらく歩くと、杏子さんは珠緒先輩の部屋に自分の携帯電話を忘れてたことに気が付いた。

杏子さんは他のみんなに先に帰るように言うと、携帯を取りに珠緒先輩の部屋に戻った。

部屋の電気は消えたままだった。

珠緒先輩が起きて鍵をかけた様子もなく、ドアはあっさりと開いた。

「杏子です。さっき忘れた携帯を取りに来ました……」

一応入るときに挨拶をしたが返事はない。

真っ暗な部屋で先輩はぐっすり眠っているようだ。

杏子は電気を点けるのは悪い気がしたので、手探りで携帯を探し出すと「携帯が見つかりましたのでこれで失礼します」とだけ言うと自宅へと帰った。

翌日、学校に行く途中に珠緒先輩のアパートの前を通るとそこには沢山のパトカーが止まり、進入禁止のロープが張られて警察官でごったがえしていた。

何事かと思い杏子は警察官に事情を話すと、珠緒先輩の部屋の中へと通された。

そこは血が飛び散り部屋は荒らされていた。

とくに珠緒先輩が寝ていたベッドはすさまじく、血溜りが出来ていた。

「被害者は寝ているところを変質者に襲われて殺されたのでしょう」

警察官はそう説明した。

杏子はもし携帯を取りに来た時間がずれていたら、間違いなく自分も被害にあっていたかもしれないと思い凍りついた。

震える杏子に警官は

「ちょっとわからないものがあるのですがこれに何か心当たりはありませんか?」

と言って壁を指差した。

そこには珠緒先輩の血で書いたと思われる赤い字で

でんきをつけなくてよかったな

と書かれていた。

そう、杏子が携帯を取りに来たとき珠緒は既に変質者に殺されており、しかも変質者はまだ部屋の中に潜んでいたのだ!

杏子が携帯を探すため電気をつけていたら自分も、きっと……

 

山小屋にて

ある冬山で四人の登山サークルのメンバーが遭難してしまった。

道に迷ってしまった彼らは吹雪の中をあてもなくさまよい歩いていた。

しかし一軒の山小屋を見つけて命からがらころがりこんだ。

小屋はもう誰も使った居る気配はなく、吹雪を避けることだけは出来るようだが暖を取るものが何もなかった。

吹雪から逃れられたが、こんなところで眠ってしまえば凍死してしまうかもしれない。

そこで一人の部員が眠らない工夫を考えた。

彼の考えとは……

まず部屋の四隅に一人ずつが立ち、最初の一人目が壁沿いに角まで走る。

そして角にいる二人目の人間にタッチする……そして二人目が角まで走り三人目へ……というものだった。

こうすることで眠らないし、体を温める運動にもなる。

彼らはこの運動を朝まで繰り返した。

そして彼らは無事に小屋を訪れた救助隊によって救助された。

大学へ戻った彼らは他の部員達にこの日のことを報告した。

だが話を聞いた部員は不思議そうに彼らに尋ねた。

「その話おかしくないか?だって、四隅に立って運動を始めるだろ。四人目が走っていった角には誰も居ないんだぜ。そこで運動は終わらないか?」

救出された四人は背筋が凍った。

あの運動は一度も止まることがなかったのだ。

もしかしているはずのない五人目が……

※参考 ⇒ ローシュタインの回廊

(了)

 

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