【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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都市伝説・傑作ショートショート集 【壬の巻】

      2017/09/07

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清助くん

受験勉強のために部屋で猛勉強してたら、夜中の二時ごろに部屋のドアをコンコンとノックされて

「清助、夜食持ってきたからドア開けなさい」って母親が言ってきたんだと。(ドアにはカギがかかってる)

でも清助くんはちょうど勉強に区切りの良いとこで休憩したかったので

「そこに置いといてお母さん」って言ったんだと。

そしたらお母さんがそのまま階段をトントン降りていく音が聞こえたんだと。

それから三時ごろになってまたお母さんがドアをノックして

「清助、おやつ持ってきたからドア開けなさい」って言ってきたんだと。

でも清助くんは「オヤツなんて別にいいよ」って答えたんだと。

そしたら「うるさい!いいからここ開けなさい!!開けろっ!開けろぉ!!」

って急にキチガイのように怒鳴りだしたんだと。

清助くんはびびって、開けようとしたんだけど、なんだか嫌な予感がして、開けなかったんだと。

そしたら今度は涙声で

「お願い……清助……ドア開けてぇ……」って懇願してきたんだと。

でも開けなかったんだと。

そのまま十分ぐらい経った後

「チッ」って母親が舌打ちして、階段をトントン降りていったんだと。

でもそれからすぐに清助くんは思い出したんだと。

今、両親は法事で田舎に帰っているということに。

あのときドアを開けていたらどうなっていたかと思うと、清助くんは震えたそうな。

 

S御用邸

この日本で怪奇現象に遭遇する確率が最も高いのは警察官だと思う。

まあ警神に守られてんのか知らんが、霊障に遭ったお巡りさんの話はあんま聞かないけど、俺の親父さんは警官だから怪談いっぱい知ってて、いろいろ話してくれた。

その中のひとつにこんな話がある。

S御用邸の警備をしていた警備隊の話。

警備隊員がモニター室で監視カメラの映像を確認してたら、御用邸の敷地内の映像に、なにか白い影がボヮーって感じで浮き上がってきた。

侵入者かと思ったんだけど、その影は海の中から浮き上がってきて、そのまま海の上で静止してた。

なんだろうなと思ってたんだけど、敷地内の警備は皇宮警察の管轄だから、皇宮警察の人に無線で連絡した。

そしたら皇宮警察の人らもその影に気づいてたみたいで、警備犬数頭を連れて皇宮警察官が確認に向かうところ。

そっちも監視カメラをしっかり見て誘導してほしいと言ってきたから、警備隊の人たちも警戒を強化しながら、その影が映ってる映像を見てたらしい。

数分くらいで皇宮警察官数人が、警備犬(シェパード数頭)を連れてその影に近づいていった。

警備隊の人達があと何メートルくらいとか無線で伝えて、現場の警官もそれにしたがってその影に近づいて行った。

影のすぐ近くまで来たところで、犬が急に何かにビビッて止まってしまったそうだ。

仕方ないから、警察官たちだけで現場に行った。

それで警官たちは、影まで数メートルのところにまで近づいた。

「なんですかそれは?」

と警備隊の警官が無線で聞いたが、現場にいる皇宮警察官は無線で

「なにもいませんよ?」と返してきた。

「そんなはずない。映像では確かに、あなたたちの前に何かが映ってますよ」

と言っても、現場の警官は

「何も確認できません」と言ってくる。

そうこうしてると、その白い影はゆっくり海の中に戻って行ったそうだ……

 

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廃病院の自転車

2008年の夏。俺は大学二年で、春休みだから地元に帰って来ていた。

親友の須藤の家に遊びに行く約束をしてたんで、夜の二時過ぎに自転車で向かった。

俺の実家と須藤の家の間には廃墟となった病院があるんだが、須藤の家に行くためにはその病院の横を通らなきゃならない……

俺が自転車でその病院の横を通ろうとしていると、前から人が歩いて来る。

こんな時間に誰だろ……って感じで見てたら、現れたのは須藤なんだ。

「あれ?須藤じゃん。久し振り」

って声を掛けたんだけどスルーされてさ。そのまま目の前を横切って、病院の入口に入って行く。

俺は慌てて自転車を降りて

「おい、どこ行くんだよ!」

って後を追ったんだけど、入口より先に進む勇気はなくて、入口の前でぼんやり立ち尽くしてた。

そしたら携帯が鳴り出したんで、ガクガクブルブルしながら呼び出し人を見たら『須藤』だった。

嫌な悪寒を感じつつ、ビクビクしながら着信を取ると

「おい、お前今どこにいるんだよ」

「須藤こそ。どこに居るのさ」

「あ?家に決まってんじゃん。俺の家で遊ぶ約束だろ?」

「え?病院に居るんじゃねぇの?」

「はぁ?なんで俺がそんなとこ行かなくちゃならねぇんだよ」

「いや、だってさっき……」

そこまで言って気付いた……

目の前の入口の向こう側に、明らかに誰かの気配があることに……

そして、扉が鈍い音を立てながら、ゆっくり、ゆっくり、開いて……

「じゃあ、待ってるからな」

そんな須藤の声が終わらない内に、俺はそこから逃げ出した。

余談だが、俺は逃げ出すのに必死になっていて、自転車に乗るのを忘れてた。

盗難届けを出してたんでその後、警察から発見連絡があったが、その際、警察署に呼ばれて事情聴取もされた。

理由は自転車が見つかったのが、病院の内部の、それも病室の一室であり、しかも、当時病院の入口には厳重に鍵が掛けられていた。

その病院の建物は図書館として再利用されるらしく、俺の自転車はその事前点検の際に見つかったそうだ。

おそらく俺は、その図書館を利用することはないと思う。

(了)

 

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