【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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都市伝説・傑作ショートショート集 【丁の巻】

      2017/09/04

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霊犬シロ

じいちゃんが亡くなって、じいちゃんの唯一の財産ともいえる三つの山を、五人の子供で分配するって話になったときのこと。

兄弟のうち四人は、山のひとつには昔飼ってたシロっていう犬のお墓があるから、『売らないで長男が相続して守ろう』と主張したんだけど、

次男だけは『男の兄弟3人でひとつずつ相続しよう』と主張して譲らんかった。

その次男って人が宗教にどっぷりハマってて、山に宗教施設を建てたかったらしい。

結局、弁護士やらなんやらが入るごたごたになっちゃったんだけど、その真っ最中に、次男が宗教関係者やバックにいるヤクザを連れて山に入った。

もう施設を作る気まんまんで、山の中を見て廻ったんだけど、山を降りる時に、ヤクザが

「ここの山はやめたほうがいい」と言い出したんだって。

「山に入ったときから真っ白い大きな犬がずっとついてきた。あれはこの世のもんじゃない」

次男はすぐにそれがシロだとわかって、山に執着するのをやめたらしい。

 

残留思念

自分の叔父にあたる人が数年前に亡くなった。

その理由ってのが、ギャンブルで借金作りまくって、最終的には近所の山で首を吊った。

叔父さん首を吊る瞬間に奥さんに電話したらしくて、奥さんがその電話にでたらすごい苦しそうな声で、

『ごおおおおおおっなさいいいいいい!!!』

『ごおおおおべええんんんなさいいい!!!』

って言ってたらしい。

たぶん「ごめんなさい」って言ってたんだろうけども……

その葬式の時、都会じゃどうかわからないけど、こっちでは近所のお坊さんが家に来て拝んでくれる。

親戚一同、会社の方、近所の方などが集まってきて、お坊さんも到着したので、遺体のある広間で拝み始めた。

そしたら、拝み始めて数分もしないころ、誰かの携帯が鳴った。

誰のだろうと思ったら、棺桶の側に置いてた叔父さんの携帯から音が鳴ってる……

取らないわけにもいけないので、奥さんが携帯を確認しようとしたとき、

『ごおおおおおおっなさいいいいいい!!!』

『ごおおおおべええんんんなさいいい!!!』

奥さんが叔父さんの死に際に聞いたという言葉が、ありえないくらいの音量で広間に響き渡った……

そこに私もいて、確かにその声は聞きました……

その後、うちの父が携帯を確認したらしいのですが、その時間に着信もなければ、留守電も入っていなかったそうです……

 

病院の個室

叔父が癌で入院した時に、どうしても大部屋は嫌だと言い張って個室に入った。

癌も初期なのでそんなに心配する程の事ではなかったらしいが、当人にはよほどのショックだったのか、毎日幻想を見るようになったらしい。

夜中に部屋を抜け出し非常階段の扉の前に行き、鍵が掛かっているのにドンドン叩き、

「開けてくれーー!」と叫んで泣きわめいていたらしい。

ナースが気付いて慌てて止めたら、

「あそこでおいで、おいでしてる。誰かが手招きをしている」

と、いい年してナースにしがみついて泣いたようだ。

翌日になると叔父はそのことを全く憶えてない。

でも夜になると同じ事を何度かくり返した。

困った医師とナースは家族に相談をして、叔父を四人部屋に移した。

すると夜もぐっすり眠れるようになり、体調も良くなり退院できた。

叔父曰く、誰かの寝息を聞いていると生きている事を実感できたそうだ。

個室だと自分の心臓と吐息だけが聞こえて孤独感が増し、病気への恐怖感で一杯になっておかしくなりそうだったと。

実際癌という病気への恐怖感から精神が少しやられてたのかもしれない。

そんな話を聞いた時から個室への見方が変わった。

前は贅沢だし他の患者に気兼ねしなくて良いなと思ってたけど、病室という特殊な場所に独りってのは、オカルトとは違う意味で怖いのかもしれないって思うようになった……

(了)

 

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