【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

【藤原静シリーズ】占い師の独白

   

Sponsored Link

私は自称占い師です。

なぜ自称かと言えば、それがなりわいではないからです。

別に仕事はあります。

でも、その仕事では足りないので、副業的に占いをしています。

私が占いに関心を持ち始めたのは中学生のとき。

私の手相が他の人とは違う《ますかけ線》だから。

《ますかけ線》とは、知能線と感情線が一緒になって横一文字の線になっている手相のことを言います。

確率的に言えば、片手のますかけ線は百人に一人と言われます。

さらに両手のますかけ線は、千人に一人と言われます。

それほど珍しい手相なのですが、私は両手がますかけ線で、私の父も両手がますかけ線でした。

強運の持ち主と言われますが、私の父や自分自身を見ても、あまりそうは思えません。

そいうことから、占いに関心を持ちはじめたのです。

占いの師匠との出会い

手相、姓名判断、タロットなど、一通りかじってみたのですが、

一番しっくりきたのが《四柱推命》(しちゅうすいめい)でした。

私が四柱推命に出会ったのは今から二十年前のこと。

当時 私は、人生のどん底にいました。

結婚の約束をしていた人に、突然 別れを告げられたからです。

「どうして私ではだめなのか?」

そう聞いたのですが、その人は黙って泣くだけでした。

骨身を削るほど愛していたから、その日から精神のバランスを崩すようになりました。

その後、その人は引越したのですが、転居先を特定して訪ねていきました。

今思えば、ストーカーでしたね。

さらに引越したので、もうその先を調べるのはあきらめました。

そんなとき、私は占いの師匠に出会ったのです。

師匠から四柱推命をしてもらい、どうしてうまくいかなかったのか納得できました。

それからしばらくして、師匠について勉強するようになったのです。

師匠の教え

私の師匠は、できるだけ数をこなせと言いました。

それで、当時 パソコン通信時代の掲示板に「無料鑑定をします」とだし、たくさんの依頼にメールで答えました。

また、知人友人に声をかけ、占わせてもらって反応をみました。

師匠が言うには「お金をもらって鑑定しないと身にならない」とのこと。

確かに、無料だと『どうせ無料だから、外れても文句言わないでしょ』みたいに思ってしまいます。

最初お金をもらって鑑定するときは本当にドキドキしましたが、早めにそうしたから良かったと今では思っています。

ある婦人との出会い

当初、『当てなくちゃ』という思いが強くて、出た結果そのものを全部 相手に伝えていました。

うそがつけない性分なので、良いことも悪いことも、隠さずに言いました。

それが正しいことだと、信じて疑いませんでした。

しかし、ある婦人との出会いで、考え方が180度変わる出来事があったのです。

その人に出会わなければ、今の自分はなかっただろうと思います。

その方には、けっこうお世話になっていました。

ある意味『恩人』という感覚がありました。

その方は母子家庭で、結婚してすぐに離婚されていました。

占いが好きで、あちこちの占い師に観てもらっていたのです。

でも、よく「強すぎて、女性としては幸せになれない」と言われていたそうです。

あるとき、いつもの恩返しの意味で「占ってあげますよ」と言いました。

たしかに私が観ても、残念ながら女性としては男勝りなので、幸せになりにくいかなあと思えました。

でも、その方には本当に幸せになってほしかったのです。

それで、根拠はないのに「三年後に良い人と結婚できますよ」と言ってしまったのです。

その方はとても喜んでくれました。

私は少し罪悪感を感じたのですが、そうなってほしいと、心から願っていたのです。

翌日、その方に会うと、雰囲気が変わっていました。

普段はメガネをかけてお化粧もあまりせず、髪もボサボサなのに、

その日は髪もきれいにしてお化粧もばっちり、着ている服も華やかでした。

あまり笑顔を見せない方だったのに、とてもニコニコされていたのです。

その半年後、私は遠くに引っ越してしまい、その方のことも忘れていたのでした。

ところが、三年後、突然 その婦人からハガキが届いたのです。

「あなたの言うとおり、良い方と出会って三年後に結婚しました」

そのハガキを受け取ったときは、心底びっくりしました。

あの占いのことなど、とうに忘れていたからです。

運命は自分が決めるもの

私は、そのとき以来「良いことだけを言おう」と決めました。

その婦人は、占いが好きで信じやすかったのです。

だから、「あなたは幸せになれない」という占い師の言葉を信じ込んでいたのでした。

けっこう、占い通りに生きていらっしゃる方は多いです。

逆に、占いに当てはまらない生き方をしていらっしゃる方もいます。

私の本業は別なのに、占いだけをしに来られる人がいらっしゃいます。

その人は、少し自信がなくなってくるとやってくるのです。

その人が来られたら、私は自信を持って言います。

「大丈夫、あなたの思い通りになりますから」と。

この言葉には、私の願望が入っています。

「言葉で運命は変えられる」という奇跡を、もう一度見たいからです。
(了)

 

現代語訳・江戸の伝奇小説(5) [ 須永朝彦 ]

Sponsored Link

 - 藤原静シリーズ

[PR]

Comment

  1. 匿名 より:

    書いている対象の女性がなんの脈絡もなくコロコロと変わるので、文章の意味がわかりません。
    少なくとも人に言葉として占い結果を伝えるお仕事をされてるようには思えないのですが。

  2. マキマキ より:

    こんな占い師さんもいるんですね
    ちょっといい話 感動しました

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

【藤原静シリーズ】霊眼が開く時

  事故がきっかけで霊が見えるようになった男性の話 《霊眼が開く》とい …

【藤原静シリーズ】除霊ボランティア

  私は中学のころから、《霊界は存在するのか》など、目に見えないものに …

【藤原静シリーズ】不思議な予言

  何年か前のことです。 あるとき、何故か急激に霊感が高まっていたころ …

【藤原静シリーズ】 靈と氣功

    私は本業の傍ら、ある教室を開いています。 昔から、人 …

【藤原静シリーズ】父親に憑依された娘

  娘の体に入った父親の話 私の友人が経験した話です。 友人のT氏は心 …