【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

戦国城主の子孫

      2017/08/25

Sponsored Link

俺の家には何もないが、趣味で郷土史研究やってので、聞き取り調査などで旧家、豪族や地侍の子孫を訪ねることもよくある。

547 :本当にあった怖い名無し:2013/09/05(木) 23:31:26.31 ID:dfFCqSc20

オカルトかどうかはわからないが、『不思議な話』は結構耳にする。

ある戦国期の城主の子孫を訪ねたときのお話。

御当主は亡くなっていて、六〇代の奥さんが迎えてくれた。

いろいろ古文書を見せてもらったが、女性だからかあまり自家の歴史に詳しくはなく、こちらにいろいろ聞いてきた。

ご主人も特にあまり話さなかったそう。

奥さんが、「だいぶ昔の話になりますが、こんな事があったんですが……」と話し始めた。

まだ子供がいない時に離婚の危機があったらしい。

するとある夜、夢を見た。

甲冑を着た武者と赤子を抱えた身分がありそうな女性が立っていて、こちらをじっと見つめていたそうだ。

そしてすべては聞き取れなかったが、

「……絶やさんでくれまいか……」

「……願い申さん……」

この二言は何度も言っていたので覚えていたそうだ。

まわりは明らかに時代が違う建物の部屋で、外からは時代劇の合戦シーンのような、鬨の声や音が聞こえていたらしい。

目が覚めると、あまりにリアルな夢だったのでかなり怖かったそうだ。

離婚も考えてる精神不安からあんな夢を見たのかな、と思ったそうだが、御主人にも言えずに毎日が続いた。

御主人とのギクシャクはすぐにはなくならなかったが、なぜか夢のことが気になりだしていた。

寂しそうな武者の時折強く懇願するような視線、奥方らしき人は赤子と奥さんをゆっくりと交互に見ながら優しく微笑んでいた。

「なんだったのだろう、あれは……?」

いつしかギクシャクも薄まり、夢のせいかはわからないが、奥さんは自分の子供が欲しいと思い始めたらしい。

そのうち長男出産、二年後には次男出産……そして退院した産後間もない頃、再びあの夢を見たのだ。

以前と変わらない景色。しかし今度は静かだったそうだ。

武者と女性は何も言わずただただ嬉しそうに微笑んで。

俺は話を聞いていて途中から鳥肌が立っていた。

奥さんの話が終わると、少し落ち着いてから俺は説明しはじめた。

○○家の先祖は、敵に攻められ落城する前に一子を家臣数人に託し落ち延びさせていた事。

そして土着したのが、現在の奥さんが住んでいる所から近い場所で御主人はその直系である事。

その二人はもしかして、落城で自害したといわれる城主の○○と奥方ではないか?

奥方が抱いていたのが、落ち延びさせた御主人の先祖ではないか?

女性には奥手だったらしい御主人が再婚できない事も考え、子孫が絶えないように、奥さんに離婚を考え改めるように訴えに来たのでは?と。

先祖に起こった出来事を初めて詳しく知った奥さんは、少し困惑しながら

「……そうかもしれませんね。いや、きっとそうだと思います」と言った。

二人のお子さんは、今ではそれぞれ家庭を持ち、お孫さんもいらっしゃるとか。

俺が聞いた歴史にまつわる不思議な話。

 

戦国武将の本当にあった怖い話 [ 楠戸義昭 ]

Sponsored Link

 - 家系にまつわる怖い話

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

資産家の因縁

母の実家は資産家なんだが、ある言い伝えがあった ある男が悪い神様に「金持ちにして …

一族の秘密

  うちの一族の話を一つ。 俺が小学校に上がる年、住んでいた家が平屋か …

禁じられた寺

  叔母が、癌で入院した祖父(叔母の父)の介護の為に通院してた頃、昭和 …

青黒い犬

家の母方の実家の男衆が、みんな《青黒い犬》に追い掛けられるらしいんだ。一人の例外 …

イエノコ

  小学校に上がる前だから四~五歳の時。 654 :本当にあった怖い名 …

実家に隣接する土地

私の父方の一族は、東北地方ではちょっと名前の知られている某一族の家臣でした。 た …

屋根裏部屋の絵

これは俺の祖父祖母の家の話で、本当は他人に話してはならない話だがすべて実話なので …

秘められた神事

私は三十代の女です。一見男性のような名前でよく読み間違えられますが、二十歳になる …

小西行長遺臣伝説

  小学生のときに学校の夏休みの宿題で、先祖について調べるという課題が …

【18禁!!長編問題作】田舎の忌まわしい風習で狂ってしまった母ちゃんの話

分家の末端だった母親が本家に嫁いでおかしくなった話。 1: 次男 2013/02 …