【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

殺人予告の女

   

Sponsored Link

 

昔、俺が友人に頼まれて電話占いをしていた頃の話。

632:矢吹新一 2016/8/10 11:36:06 ID:O2Ijdab96m

その友人は、電話占いの広告を出していて、何人かの占い師を抱えていた。

『出来るときだけでいいから、手伝って』と頼まれ、何回かやったことがある。

まずは友人が電話をしてきて、『依頼があったけどこれからの時間出来るか?』と聞いてくる。

できるときは相手の電話番号を聞いて、コレクトコールでこちらから電話をかける。

最初に料金設定の説明をして、最後に『○○分だったので○○円を振り込んで下さい』と伝える。

依頼がくるのは、だいたい夜の十時すぎが多かった。

職場での恋愛の話から、ディープな三角関係など、いろいろな依頼があった。

なかには『会社で隣の席に座っている男性が、自分のことをどう思っているか知りたい』というような、ほほえましいのもある。

俺はタロットで占い、「彼もあなたのことを意識しているよ」と答えた。

電話口で喜んでいる依頼人の声を聞きながら、「ああ、青春っていいなあ」と嬉しい気持ちになったりする。

あるときは、かなりディープな話もあった。

夫がいる三十代の主婦なのだが、肉体関係だけの男友だちがいて、どうやらその男が組関係の人とつきあっているようだ、と。

しかも、お金が絡んでいて脅されているらしい。

彼がどこまで裏の世界に染まっているかを知りたいという。

タロットで占うと、かなりヤバい感じの暗示が出た。

そのカードの意味を伝え、「その人とは別れた方が良い」と伝えた。

納得できない感じだったのか、あまり嬉しくない様子だった。

そういうディープな依頼のときは、心がズシーンと重くなる。

言葉のイントネーションからして、関西方面のようだったが、関西弁でディープな話は勘弁してもらいたいと思ったよ(笑)

俺が電話鑑定をやめるきっかけになった依頼がある。

それは、二十代の若い女性。

つきあっている彼が浮気をやめられるかどうかという悩みだった。

彼女は彼をとても愛しているのだが、彼はモテ男で複数の女性とつきあっているらしい。

『お前が一番好き』と言ってくれてはいるが、彼女はどうしても、他の女がいるのが許せない。

「いつかあたし、彼を刺すかも知れない。アハハハハハハ!」

本気か冗談かわからない物騒な言葉を言いながら、高笑いしていた。

俺は「どうもその男性の浮気性は今後も続きそうだ」と伝えた。

そして、「一年後には別の男性と縁があるから、別れた方が良いのでは」と言った。

彼女は、どうしても彼と結婚したいようだったので、

「結婚しても女癖は直らない」とハッキリ伝え、もう別れて新しい恋の準備をすることを勧めた。

あまり納得しない感じで後味が悪かったが、料金を伝え電話を切った。

電話を切ったあと、執念深い彼女の性格が気になった。

それから数か月後、何気なく全国ニュースを見ていたら、

《二十八歳の女性が交際男性を刺殺》とのニュースが。

いつもなら、よくあるニュースのひとつとしてあまり気にもとめないのだが、そのときは胸がキューッとなる感じがあったのを覚えている。

あの時の彼女の言葉が思い出されたからだ。

「いつかあたし、彼を刺すかも知れない。アハハハハハハ!」

彼女の名前も顔も、住んでいる場所さえ知らないのだから、まったくの人違いかも知れない。

だが、その時聞いた生年月日からするとぴったり二十八歳……

そのことがあって、友人に連絡して電話占いを辞めることにした。

あの事件の犯人が、彼女でないことを祈るばかりだ。

(了)

 

トワイライトシンドローム(禁じられた都市伝説) [ 福谷修 ]

Sponsored Link

 - 後味の悪い話, オリジナル作品

[PR]

Comment

  1. いおり より:

    ニュースで生年月日を言うかな?

    • 匿名さん より:

      占いの時に女性から聞いた生年月日から年齢を計算すると、ニュースの犯人の年齢の28歳と同じになるって意味だと思いますよ。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

其処に居た女

僕はマッサージ師をしている。 178:矢吹新一 2016/8/17 15:19: …

5億年ボタン【名作】

記憶が曖昧ですが、自分が小学生くらいの頃にジャンプの特別版か何かで読んだ漫画です …

人工内耳手術

今から三十年以上前の話。 723 :本当にあった怖い名無し:2016/10/28 …

学生運動をやってた爺さん

  小四の頃、弟が生まれるから実家に預けられてた時期があった。 11: …

待ってたよ

これは、私の友人が経験した話です。 彼は、いろいろな職業を転々としてきました。 …

生贄要員

「魔の起源」という本に載っていた山の神の解釈が後味悪かった。 503 :名無しさ …

自衛隊を辞めた男の怨念

  今から遡ること数年前の四月、俺は自衛隊に入った。 24: 本当にあ …

復讐の炎はいつまでも消えず

  友人と『1日だけ過去に戻れるとしたらいつに戻りたいか』という話をし …

外国為替証拠金取引(FX)で財産の大半を失った話

  FXのなまなましい体験談が怖すぎて震えた件 701 名前:名無しさ …

親友の証

僕には、小学校の頃からの親友がいる。 彼の名前は勇治だ。 僕は彼を《ゆうちゃん》 …