【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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サンルーフの手形

   

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私は長距離トラックドライバーの仕事をしています。大体関西から関東、東北へと仕事へいっています。

136:本当にあった怖い名無し:2009/04/14(火)14:39:17ID:u51RqC5k0

約三年ぐらい前に栃木まで荷物を運び、帰りは埼玉のとある工場から関西へ運ぶ仕事がありました。

大体埼玉の工場で積み込みが終わるのが二〇時位で、そこから関越~上信越~中央道~名神のルートを通っていました。

金曜日だったと思うのですが、いつものように埼玉で積み込みをし、その荷物が月曜日におろす荷物だったので、高速でゆっくり帰っていました。

途中のパーキングで同僚と会い、そこから二台連なって走っていました。

上信越はいつもながら車が少なったのですですが、その日は特に少なく、私たち以外はほとんど走っている車はありませんでした。

上信越にある長いトンネルに差し掛かりました。

ここのトンネルは結構長いのでいつも通るときに少し息苦しい感じがします。

出口付近に差し掛かった時、前を走っている同僚が急に障害物をかわすような動きをして車線変更しました。

車間をあけていたとはいえ、私もびっくりしてあわてて車線変更しました。

しかし障害物などなく故障車などもありませんでした。

すぐに同僚から電話がかかってきました。

「おい、今、人が三人ぐらい歩いていなかったか?」

「いや、なにもなかったよ。疲れてんじゃないの?」

「いや、確かに歩いてるように見えたんだけど。見間違いかなぁ」

とりあえずパーキングに入って、あーだこうだ話をしましたが、そいつのトラックに何かぶつかった跡もありませんでした。

多分疲れててトンネルの光の具合で人がいるように見えたんじゃないの、ってことになり二人とも疲れていたのでそのパーキングで仮眠することになりました。

同僚の車は寝るスペースが運転席の後ろにある普通のタイプのトラックなんですが、私のトラックはキャンピングカーの上に寝るスペースがあるタイプです。

上の寝るスペースには緊急時の脱出用にサンルーフがついていて、私はカバーをはずして星空を見ながら横になり、ぼーっとしていました。

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少し眠くなりかけたぐらいでしょうか。

外でなにやら数人の人が話す声が聞こえました。

「このトラックか……いや……どうだろ……」

私は一瞬で目が覚めて外の声に耳を傾けていました。

警察でも来て何か調べてるのかな?と思ってふとサンルーフに目をやると、なんと少女らしき女がこちらをのぞいている!

急な出来事に私は金縛り状態になり、声を出すこともできませんでした。

「違うよ~」と言ったと思うのですが、少女はそう言い残しサンルーフから姿を消しました。

あわててサンルーフを外して屋根を見渡しましたが誰もいませんでした。

一瞬夢か?と思いましたがサンルーフには手形らしき跡がくっきり残っています。

怖くなりあわてて外に出ると、同僚が何かおびえた様子で外にいました。

「今……車の中に誰か数人入ってきて……この人じゃないって言って消えていった」

私も今起きた状況を説明し、私たち二人は急いでそのパーキングを出発し、帰りもなるべく携帯で話をしながら会社まで戻りました。

会社に帰るとベテランの人がいて、その話をすると

「ああ、多分昔の事故のやつだよ……」と、昔あの場所で起きたことを教えてくれました。

昔あのトンネル付近で乗用車とトラックが絡む事故があって、乗用車に乗っていた家族三人が亡くなってしまったらしい。

事故原因はトラックの運転手の言い分が通って、乗用車の運転ミスということになり、その運転手はおとがめなしになったらしい。

実際のところ、事故原因は分からないが多分あの場所で自分たちを殺したトラックを探してたんだと思う。

私はこれまで霊とかその類の話は信じない方でしたが、まさか自分が体験するとは思いませんでした。

サンルーフについた手形を会社の連中に見せたらみんなビビってしまい、社長が祈祷師に頼んで、私のトラックをお祓いしてもらいました。

現在も上信越のその場所は通りますが、あれ以来見たことはありません。

(了)

 

怪談社(己の章) [ 伊計翼 ]

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