【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

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逆恨み呪詛人形

      2016/07/20

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その日は結構久々に昔の知り合いから連絡があった。

857 :本当にあった怖い名無し:2016/06/05(日) 23:15:58.65 ID:ttZz4Okq0

高校生の時に仲良くなった一つ下の名木沢なんだが、久しぶりに酒でも飲もうっていうんで家に遊びに来いって言うんだ。

名木沢の家には高校生の時にはよく遊びに行っていた。

名木沢は地元に住んでて、俺は他県に出てる……といっても隣県なんだが、親にも数年会っていなかったし次の休みに帰るかと名木沢に遊びに行くことを約束した。

久々に帰省して、久々に親に顔を見せてご飯作ってもらったりなんかした後に久々に名木沢に会ったわけだ。

名木沢の家まわりは何だか静かでちょっと不気味に感じたのを覚えている。

その時は些細な感覚で気にしなかったけど。

高校生の時に遊びに行った時には、おばちゃん達が喋ってたりとか子供が走り回ってたりとかわりとひと気があったんだよな。まぁ普通の田舎だ。

名木沢に、「おぅなんか痩せたなお前」なんて言いつつ家にあがらせてもらった。

家の中は綺麗に片付けてあるなって感じで普通。

家族の人は出掛けてるらしく、名木沢以外の人間がいる気配はなかった。

名木沢の部屋は模様替えをしていて綺麗になっていて、前の面影はほとんどなかった。

色々お互いのことを話してゲームして酒飲んでた。

大分話し尽くしてすっかりくつろいだ時に名木沢がふっと切り出した。

「実は大分前から近所から嫌がらせ受けてて……」

えっと思って聞くと、冗談ではなくてそれも思ったより程度がひどかったみたいだった。

最初は、○家という隣家の逆恨みから始まって、そこが近所中にないこと触れ回ったらしかった。特定されたくないから内容は伏せるが。

俺は名木沢と家族が心配になって、どうするんだと言った。

すると、名木沢は「あ今現在の話じゃなくて。もう終わった話なんだ」とゲーム片手にケロリとして言った。

「終わった話って……」

「しゅんちゃん、ここに来るまでの間に誰かに会った?」

「そういえば誰もいなかった。いつも×家のおじさんとかいるのに」

 

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名木沢はしばらく黙った後に全滅したと言った。

ゲームの話ではなかった。

どういうことかとたずねると、名木沢は立ち上がって「ちょっと来て」と部屋の外へ出て行く。

階段を降りて一階の倉庫になっている部屋に行き、そこも初めて入ったんだが倉庫の奥にもう一つ木の扉がついていて名木沢はそこを開けた。

そこは畳一畳だけの部屋で、奥の方にひなまつりで使う煤けたおひなさまの簡易バージョンみたいなのが置いてあった。

ほとんどボロボロだし異様な雰囲気で、何でこんなもの置いてあるんだ?とぎょっとした。

よく考えると、名木沢は一人っ子でそれも男だからおひなさまなんて……いやでも母親が?

何するんだ?とちょっと引きつつたずねると、

「しゅんちゃん!それ以上この人形の近くに来ちゃいけないから」と忠告される。

「この人形古いだろ。でもずっとこの家にあったものってわけじゃないんだよ。多分、俺が子供の頃にこの家に来たのかな。昔こんなこと言うと馬鹿馬鹿しいんだけど人を殺すようなまじないのために作られたそうなんだ。本来なら、まじないの後に燃やしたり何らかの処分をしないといけないものだったんだけど、これはそのまま残ってしまった。それも呪いは完成して成功した後にね。強い呪いに色々なものが付着してしまってて手に負えなくなってしまったんだって。ただいつも悪さをするわけじゃなくて、ここ色々工夫がしてあるんだけどまぁ条件が揃わないようにしておけばこの状況下なら大丈夫だったんだ。○家とそれから○家のでっちあげの中傷を信じた近所中に俺たち家族は毎日ひどいことを言われたりされたよ。俺の家族もだんだんまいっていった。俺我慢できなくてさ、ここへ来てこの人形に手合わせて願ったんだ」

名木沢はそう話した。ずっと無表情で。

特に祖母には殺されるくらい怒られるんだろうと思ってたけど、結局誰にも何も言われなかったと名木沢は言った。

「外まったく静かだっただろ。どこの家もひと気がなくてさ。俺、人形に何を願ったかわかるか?」

「やめてくれ」

名木沢も状況もその時は全てが異様な雰囲気で俺は思わずそう言った。

たちの悪い冗談だろと笑い飛ばせるような感じじゃ全くなかった。

その後は酒もそこそこにおいとましたよ。

周りの家よく注意して見たけど、やっぱり誰も住んでいないようだった。どこもかしこも。

あれから名木沢に連絡しても繋がらない。

行く気にもならないが。

(了)

 

家相方位・招福秘話全2巻/浜崎洋至

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