【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

新聞臨時配達員

   

Sponsored Link

俺は新聞の臨時配達員っていうのをしてて、結構色々な地域に飛ばされる。

当然、大概は何事もないんだが、まれにやっぱり不思議な経験はしたりする。

久しぶりに不思議なことがあったから聞いてくれ。

今回は千葉へ行ったんだが、いつものように依頼を受けて新聞販売店へ向かい、いつものように仕事の段取りを終えた。

田舎だと聞いてたから面倒な場所かとも思ったが、配達することになった区域は普通の住宅街で楽な仕事だったよ。

専業(正社員)の人達も気さくで遊ぶところがない以外は何も問題がなかった。

それで一週間たったくらいだったか、配達にも完全に余裕が出てきたところで問題が起こった。でも大したことじゃなくて、新聞屋をしていればよくある問題。

あるアパートに住んでいるお客様がドアポストから新聞を抜かなくなって、新聞が溜まり始めたんだよ。

俺は三日間、新聞がポストから抜けていなかったところで、その区域を担当している専業の人へ報告をした。

こうなると販売店ごと対応に若干の違いはあるけど、今回はまずそのお客様へ電話していたかな。

でも、当然と言えば当然だけど、お客様は電話にでなかった。

それじゃ次はどうするか、そこの販売店の対応は手紙を入れて、配達は続けることだった。

通常通りに配達をして、前日の新聞が抜けていなかったら回収、そして当日の新聞をポストへ。

手紙には回収した新聞は当店で保管しているので、必要なら電話してくれればすぐ届けるってね。

俺は内心で面倒だとは思ったが、そういう指示が出たなら仕方がない。

Sponsored Link

翌日の配達時に手紙をポストへ入れ、当然のように抜けていない前日の新聞を回収したよ。

まあ、そこまではよかったんだが、そのまた翌日の配達時(手紙を入れた翌日)に不思議なことが起こった。

いつものように階段を上がり、例のお客様の部屋のドアを見ると、やっぱり前日の新聞が抜けていない。

ほんと面倒だなぁと思いながらドアポストに刺さってる前日の新聞を抜くと、すぐ異変に気が付いた。

新聞のちょうど半分、ドアポストの中へ入っていた側にたくさんの切り込みがあったんだ。

説明が難しいんだが……タコさんウインナーを想像してもらえばいいかな?あれって下半分に切り込みを入れるだろ?

新聞は板状っていう違いはあるが、それと同じでポストに入って外から見えなかった部分に切り込みがたくさん入ってたんだよ。

俺がそれを見て思ったのは、『この客、新聞取りたくないんじゃねぇの?』だった。

よくある話だが、契約してサービス品をもらうだけもらったあげく、ごねて契約をなかったことにしようとする輩がいる。

『この客は、新聞を意図的に抜かず、さらにこんなことをして、わめくたぐいの奴なんじゃないか?』

どうしようかとも思ったが、とりあえず下半分が切り刻まれた前日の新聞を回収して、手紙と当日の新聞を入れた。

そして、その日の夕刊時、区域担当の専業へ今朝のことを報告すると、こんな答えが返ってきた。

そこのお客様は、ずっとうちの新聞を取ってくれている人だし、集金の滞納も一度もない。

とりあえず、毎日こっちも電話するから、指示通り回収、配達をし続けてくれってね。

まあ、そう言われたら仕方がない。俺は臨時配達員、指示にしたがうことにしたよ。

それから月末まで十日間くらいか、ずっと回収、配達を続けていたが、やはり前日の新聞は同じように切り刻まれている。

本当に大丈夫なのか、もう配達しなくていいんじゃないかと専業へ言おうと思っていたところで事態が動いた。

その日の夕刊時、出勤すると区域担当の専業があいさつをしながら俺のところへ来て、こう言った。

『あの新聞抜けてなかった〇〇さんいたでしょ?亡くなってたみたいだから即止めでよろしくー』

聞けば、なんでも月の初めくらいにはおそらく亡くなっていたとのこと。死因はまだ分からないが、玄関のところへ倒れていたみたいで、心臓の発作か何かじゃないかということらしい。

俺も『あぁ、それじゃ新聞抜けるわけないっすよねぇ(笑)』とか言ってたところで気が付く。

いやいやいや、待てって、死んでたから新聞抜けなかったのはいいとして、新聞が切り刻まれてたのは?というか、ドア一枚隔てたとこに死体あったのかよと。

まあ、多少嫌だとは思ったが、俺に何か害があったわけでもないし、それから一週間くらいで新人の専業が入り、俺は帰ることになった。

とりあえず夏じゃなくてほんとに助かったよ。

(了)

 

幽霊・怨霊の怪談

Sponsored Link

 - 奇妙な話・不思議な話・怪異譚

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

お狐さまとの約束

亡きうちの婆さんが親父に語ったという話。そして俺が親父から聞いた話。 610: …

霊感おかんの癖

自称霊感のあるうちのおかんが体験した話。 573 :本当にあった怖い名無し:20 …

うちの娘が

  私が大学生の頃。帰りにタバコを買おうと思って、足を止めたときのこと …

奇妙な電話

高校に入学してすぐに、クラス内のちょっとしたトラブルに巻き込まれ不登校になった。 …

僧の木像

以前住んだ茨城県R市に気味悪い不明の僧の像がある。 524 本当にあった怖い名無 …

エンブレム

  俺の地元は大分県にあって、親父方の爺ちゃんの墓が、佐伯市内から少し …

歯型

これは今から十三年前に起きた出来事です 865 名前:あなたのうしろに名無しさん …

赤いシビック

それは、私が友達の家から帰る途中に起きた事です。 898 本当にあった怖い名無し …

昏い海の中から

  小学生の頃、夏休みに家族で旅館に泊まりにいった。 401 :本当に …

俺の死体が見つからない

あまりに不幸なことが続いた。 591 : 2007/10/22(月) 13:14 …