【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

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聊斎志異(りょうさいしい)人間の皮

   

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ストーリー

■人間の皮

太原県の王という書生が道で美しい女性とすれ違い、彼女が悲しそうな様子なので訳をたずねた。

どうやら金持ちの妾として売られひどい目にあっているとのこと。

王は彼女を家に連れて帰り密室に住まわせた。

数日して通りを歩いていると一人の道士が「あなたは死相が出ている」といった。

王は相手にせず家に帰ると、書斎の門が内側からしまっている。

そこで垣根を乗り越え窓から中を覗くと、恐ろしい鬼が人間の皮に絵を描き、それをかぶって美しい女に変貌した。

王は急いで家を飛び出し道士に助けを求めた。道士は王に払子(ほっす)を渡し、これを寝室の戸にかけておけば大丈夫といった。

その日の夜、女がやってきていったんは立ち去ったが、もう一度現れ、いきなり王の寝室にあがって彼の腹を引き裂き、心臓をつかみ出して行ってしまった。

部屋で一部始終を見ていた彼の妻は、道士に助けを求めた。鬼の始末は道士に任せたものの、死んだ夫はかえっては来ない。

しかし街頭の乞食にそれが可能であるという。

そこで妻は乞食の難題を聞き、彼の口から吐いたたんを飲み込んだ。

苦しくなって夫の遺体の前で嘔吐するとそれは心臓であった。

それを王の身体にもどすと生命が蘇って来た。

聊斎志異とは

『聊齋志異』(りょうさいしい、聊斎志異)は、中国の清代の短編小説集。

作者は蒲松齢(1640年(崇禎13年) – 1715年(康熙54年))。

聊齋は作者の号および書斎の名であり、『聊齋志異』とは「聊齋が怪異を記す」の意味。

内容は神仙、幽霊、妖狐等にまつわる怪異譚で、当時世間に口伝されていたものを収集して小説の形にまとめたものである。

聊斎志異がいつ頃書かれたのかについて正確な所は分からないが、作者の没後約半世紀を経て刻本として上梓された。

版本によって異同があるが、会校会注会評本では全12巻503篇。

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後世への影響

日本には江戸時代の後期に伝わり、翻訳、翻案がなされ、近代作家では芥川龍之介、佐藤春夫、木下杢太郎、太宰治などに影響を与えた。

井伏鱒二も柴田天馬訳の賛辞を書いている。

司馬遼太郎も初期エッセイの一節で、柴田天馬訳のファンだったと述べている。

安岡章太郎は、作者の生きかたとみずからの人生を重ね合わせた、『私説聊斎志異』(講談社、講談社文芸文庫 のち「作品集」岩波書店)を書き、小林恭二も日本を舞台とした『本朝聊斎志異』(集英社)を著した。

なお、澁澤龍彦も作品の中で何度か触れている。

佐藤さとるは、翻案ファンタジー集『机の上の仙人 机上庵志異』(講談社文庫)を書き、手塚治虫は、後期の短編作品集『新・聊斎志異』を描いた。

チェコの作家フランツ・カフカは本作からの数編を翻訳し、その内容の「精巧さ」を賞賛した。
本作の一編「聶小倩」が、1987年にレスリー・チャン、ジョイ・ウォン主演で『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー/倩女幽魂』として映画化されヒットした。

聊斎志異 和訳(ちくま学芸文庫)

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