【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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先祖伝来の守り刀

      2017/08/09

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あたしの母方の先祖は、偉い坊さんだったらしい。

で、何かどえらい化け猫(七つ尾の猫又って言ってた)を退治したとき、七代先まで祟るっていう呪いかけられたらしい。

ちなみにあたしで六代目。

そんなんで、祟りから逃れるためにお守りを美登利供に持たせるんだが、あたしの母方の爺ちゃんが、昔鍛冶屋やってた。

初の女孫で、いたく張り切って守り刀を作ってくれたらしい。

……と言っても、人形に持たせるような小さいやつ。

爺ちゃんはあたしをすごく大事にしてくれたんだが、方向がちょっとアレだった。

雛人形の時期に、菖蒲様の人形を送ってくれたり、守り刀って言うよりナイフに近い。

実際、ペーパーナイフとして活躍中のそのナイフだが、先祖が合戦に行って生きて帰ってきた時の刀を使ったらしい。

で、なんかすごいの憑いてる。

もともと、見間違いレベルでそういうたぐいのヤツはしょっちゅう見るんだけど、守り刀持ってると何故か出てこない。

京都に修学旅行に行ったとき、神社見学してたら、宮司さんに、

「ぶふぉ!?すごいのに守られてますね!」

と、なんだかよくわからないウケかたされた。

まぁこれが前置き。

で、何年か前、友達と四人で飲んでいた。

和也・丈史・美登利・あたし。

和也が「本当にあった呪いのビデオでも見ねぇ?」と言い出した。

だが、時間が時間。田舎のTUTAYAは10時で閉まっていた。

時刻は午前0時半ぐらいなのでビデオを借りにも行けずにいたら、丈史が突然

「ここいらに心霊スポットあったよな?そこに行こうぜ!」

と言い始めた。

昔から、そこそこ見たりしてたあたしは「行くなら行くけど?」状態。

しかし、美登利は非常に怖がりであまり乗り気ではなかった。

丈史と和也は高校時代に格闘技をやっていて片方は国体出場経験があった為、そっち系じゃないいわゆるDQNが出てもまぁ大丈夫だろうと思っていたし、守り刀をカバンに入れていたのもあって大丈夫だろうと思っていた。

雰囲気的に行く感じのようだし(というか男二人が異様に乗り気だった為)美登利を説得して四人でレッツゴーした。

で、地元では有名な心霊スポットはもともとホテルで、特段いわくがついていたわけでもないが、火事になり焼け落ちたため使用されなくなってしまい廃墟になった所。

なぜか心霊スポットとして異様に有名になっていたよくわからないところだった。

で、四人で廃墟探索してたんだが、期待していたような心霊現象は特に何もなく、美登利が涙目になっただけで探索終了。

もともといわくつきなわけではないし、最初から出ないだろうとは思っていた。

まあ拍子抜けしてしまったが男二人はわりかしビビっていた様子だが、その後無事に部屋まで帰った。

しかし、その後にことが起きた……

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部屋につき、みんなで寝始めたが、コンコンという音で目が覚めた。

どうやら、窓に何かが当たっているらしい。

カーテンしまってるし、虫だろうと思って寝直そうと思ったら、突然、丈史がしきりに「来るな!来るな!」と言い始めた。

丈史を見ると寝ている様子……さては予想外にビビリだったのか?

と思っていたら、美登利もなんかつぶやき始めた。

しきりに「ごめんなさい、ごめんなさい」と何かに謝っている。

まさかと思い和也を見ると普通に寝ていた。

美登利と丈史になんか憑いてきたのか?と思い始めたら、窓が強くドンドン!と叩かれた。

内心《ちょ……ここ二階だし……(笑)》とテンション上がったが、一人だけ起きているとなんかちょっと怖くなってきたので和也を起こすことにした。

が、ゆすってもビンタしても一向に起きない。

窓がまたドンドン!と叩かれる。

何か、窓ガラス割られたら面倒だと思い、思い切ってカーテン開けると微妙に半泣きっぽいおっさんが外にいる。

しかも、カーテン開けた時に微妙にびっくりした様子で二秒ぐらい二人で見つめ合ってしまった。

何を言うでもないおっさんにとりあえず、

「窓壊れるから叩かないで下さい。あと寝てるんで帰って下さい」

って言ったら、神妙な顔をして消えていった。

と、その時!

和也が「危なぁぁぁぁいい!」と叫びながらあたしにタックルしてきた。

何事かと聞いたら、「窓の外におっさんがいて、お前が窓開けて、おっさんを部屋に入れようとしているように見えた」とのこと。

いやいや、追い払ったのあたしだし……

で、翌朝丈史と美登利が顔面蒼白にして、「お祓いに行こう!あそこマジヤバイとこだって!」というので、近くの神社へお祓いに行くと神主さんが、あの例の紙のついたシャンシャンなる棒で頭のあたりワサワサして、お祓い終了。

で、帰る間際に、神主さんが言うには、別に何も取り付いているわけじゃなかったとのこと。

あたしの守り刀のことを話してみたら、ちょっとした神様クラスの力があって、悪霊は近寄れなかったんだろうってことと、夜のおっさんは、廃墟に住み着いた奴で、悪霊ではないけれど、強すぎる力に場を乱されたので、来ないで下さいって言いに来たんだと思うよ?あと、あなたは呪いを受けているけどココでは解除できないこと等を言われた。

呪いって何が起きるんですか?って聞いては見たものの、神主さんいわく、

「わからない、でもそのお守りあったら新しく取り憑こうなんて輩はいないし安心していいよ」

だそうで、この先、安泰らしい。

ちなみに、丈史と美登利は夜のおっさんに

「なんで来た~なんで来た~」

と追い掛け回される夢をみたらしい。

(了)

 

怪談実話無惨百物語はなさない [ 黒木あるじ ]

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