【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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マジコパワー

      2017/01/24

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バブル真っ最中俺が高校時代体験したこと。

366 :2015/07/06(月) 16:21:08.64 ID:CzY/5Cwe0.net

特定されたくないんで少し脚色も入れるが許して欲しい。

地方都市の普通高校に通ってた。系列大学もある微妙な進学校。

二年のクラス替えで俺のクラスに日系ブラジル人の奴がきた。

父親が日本、母親がブラジルの、ブラジルで生まれ育った日系ブラジル人の男。

仲良くなったきっかけは、中学からの腐れ縁の咲坂という友達と教室でジャンプを読んでたら、「俺にも読ませてくれ」と話しかけてきたから。

イケメンで人懐こく年は一つ上、なぜか口癖は「俺は魔法使い」(笑)

当時はJリーグができてブラジル人といえばジーコだったし、俺はマジッコ(魔法使い)とうるさいから、俺たちはコイツをマジコと呼んでた。

喋り方にクセはあるけどマジコは日本語ペラペラで話も面白かった。

アマゾンが近かったらしくいろんな生き物やブラジルの女の話、そして不思議な経験をした話。

なかでもアマゾンにいるシャーマンの話を熱くしてた。

マジコ曰く、「俺はシャーマンに弟子入りして魔法使いになったんだ」と。

で、俺たちが「じゃあお前魔法使ってみせろよ」というと、「いつか見せてあげるよ」ウフフって笑うのがいつものことだった。

二年の夏休みにマジコに遊びに誘われた。

隣の市にある山の麓のカラオケボックスでパーティーやるからおいでよと。

俺と咲坂が誘われて行くことになったんだけど、みんなでマジコの家に集合していくことになった。

マジコの家である集団住宅の一室を訪ねると、マジコはドリンクを作ってた。

部活で使うような飲み口のついたクーラーに、スポーツドリンクの粉のようなものを入れてた。

「これはオープニングドリンクだよ。ハッピーになれるんだ。危ない薬じゃないぜ、魔法のジュースさ」

みたいなことを笑顔で言っていた。

それの完成を待って、俺たちは電車とバスを乗り継いで会場に向かった。

待ち合わせの場所にいると音楽をガンガンにかけたワゴン車が迎えに来て、俺たちはブラジル人と思しき陽気な兄ちゃん達と山に入っていった。

そこは開けた広場があって、そこを中心にいくつかのカラオケ機器が設置されてるハウスみたいのが何箇所かある場所だった。

言葉はあまり通じなかったけど、俺たちはブラジルの兄ちゃん達とバーベキューみたいな用意をしていると、だんだんひとが集まってきた。

モロに黒人や白っぽかったり、ラテンの兄ちゃん姉ちゃんが続々と集まってきた。

五十人くらいいただろうか。

準備ができると、マジコがあのドリンクをみんなに配り始めた。

そしてみんなにドリンクが行き渡ると、パンツ一丁になってハチマキをしたマジコが、短い変な踊りを伴う短いお祈りみたいなことをした。

なんて言ってたかはわからない。

そして乾杯のような合図でみんなが一斉にドリンクを飲み干した。

俺と咲坂も呑んだ。味は苦酸っぱい変わった味がした。

その集いはすっごく楽しかった。

みんなで踊り狂ったりするんだけど、時間が経てば経つほど不思議なことに他の人らの言うことが分かるようになってくる。

頭の中の何かが開いてくるような感じがした。

みんな酒を飲んで踊り騒いだ。正直俺達も酒を飲んだ。

知らない外人たちが俺たちに冗談や笑いながらの罵声を浴びせる。

不思議なことにその意味が事細かに分かる。

俺達も彼らに言い返す。なぜかそれが向こうにも通じる。不思議な体験だった。

場が盛り上がってくると俺たちをマジコが整列させた。

俺たちは騒ぎながら整列してマジコについて歩く。

数十メートル歩くと生垣があり、白い木の門が付いていた。

そこをくぐるとやはり広場と、広場の真ん中にはデカいプールがあった。

俺たちは飛び込んだ。男も女も。

そしてみんな脱ぎだしたりしてた。そしてそこらで工□いことし始めるやつもいた。

目が覚めると俺と咲坂とマジコはバス停にいた。

体中から酒とヘドロみたいな匂いがした。

次の年の夏までにそんな集いが四回あった。

恥ずかしながら俺も咲坂もそこで男になった記憶がある。

でも不思議なことに相手の顔も名前も覚えてない。俺も咲坂も。

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そして高校三年の夏休みに入るときに、マジコはブラジルに帰った。

お互い連絡先を交換して、「手紙出すぜ」なんて言いながら。

で、俺も咲坂も地元から少し離れた別々の大学に進学した。

大学二年の夏休みに、地元で咲坂と偶然再会した。

地元の居酒屋で飲んで高校時代の話で盛り上がった。

マジコの話になって、あのパーティー楽しかったなって話になり、まだあのパーティーはやってるんだろうか?あの場所に行ってみようってことになった。

翌日、俺と咲坂は咲坂の家の車を借りてあの場所を訪れた。

記憶通りの場所にその広場はまだあった。

ただ、もう誰も使ってないらしく、建物はボロボロで草が伸び放題になってた。

俺と咲坂は奥に進んだ。「あのプールの場所に行ってみようぜ」と。

そしてそこについてみると、あったのは、ちょっとした金持ちの家にあるような、ちっぽけな埋め込み式のひょうたんみたいなプラスチックの池だけだった。

俺と咲坂はよくわからない寒気を感じて逃げ帰った。

そしてまた飲みながら、あそこにはプールがあったはずだ!と話し合ったけれど、見たことと記憶のあまりの相違に答えは出なかった。

それから一週間くらいたって俺の家に手紙が届いた。

マジコからのエアメールが届いた。

中身は短いよくわからないミミズののたくったような横文字。

俺は咲坂の家に電話して咲坂を呼び出した。

咲坂にもマジコから手紙が来ていた。

そのころネットで翻訳なんて便利なことはできなかったから、俺と咲坂は図書館へ行くことにした。

アホな俺たちは一日かかって、お互いに来たたった一文の手紙をなんとなく訳すことができた。

俺への手紙には、

『俺の魔法は楽しかったか?もう解けちまったみたいだけど』

と書いてあり、

咲坂の手紙には

『桃内(俺のこと)にも言っておいてくれ、魔法使いには気をつけろ』

みたいな事が書いてあった。

俺たちはマジコに手紙を書いた。

でもそれが届いたのか届かなかったのか、返事がくることはなかったよ。

(了)

[出典:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1432787718/]

 

隣人悪夢 怖い人2[ 平山夢明 ]

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