【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

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車とバイクで競争……その悲惨な結果

   

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夏のある日、二組のカップルが海水浴に出かけました。

133 名前:とき 投稿日:2000/08/05(土) 21:01

村上君と近藤君、そして彼らの彼女たち。

村上君はバイクに一人で乗り、近藤君は車で、三人が乗っていました。

日が暮れて、帰る時にふと近藤君が「競争しようぜ」と提案します。

そこで村上君のバイクと、近藤君達三人の乗る車とでお互いの家まで競争することになります。

それぞれのカップルは同棲しており、同じアパートで知り合った四人なのです。

先に着いたのは近藤君たちの乗る車でした。

喜ぶ近藤君のカップル、村上君の彼女は少し心配気味です。

村上君はバイクの運転はとても上手いので、本当なら先に着いていて当たり前なのです。

その日、村上君は帰りませんでした。

そして次の日、目覚めた村上君の彼女は信じられないことを聞きます。

近藤君と近藤君の彼女がとても悲しげで不安げな様子で部屋にきています。

「あのさあ……」

近藤君が口を開きます。

「今朝警察から連絡があって、村上の奴、カーブ事故で死んじまったらしいんだよ」

「ガードレールに、凄いスピードで激突して……即死だったらしい」

村上君の彼女はずっと考えていましたから、万一のこともあるだろうと分かってはいましたが、やはりショックで泣き伏せてしまいます。

しかし、近藤君達はさらに驚くべくことを告げるのです。

先に切り出したのは近藤君の彼女です。

二人の体がとても震えているのを村上君の彼女は感じます。

「朝……連絡があったって言ったじゃない?」

「あのね、驚かないでね、その後あたし達の部屋に誰か来たの」

「誰だろうと思って……それで誰だ?って聞いたら……」

「村上だ、って言うんだよ……」

近藤君が割って話してきます。

村上君の彼女は何を言っているのか分からず只聞いています。

「悪い冗談だと思ってすぐに怒鳴りつけてやろうと思ったけど、あいつが来たの俺らが電話を受けてからすぐなんだよ。だから誰かがふざける余裕なんてねえだろうし……俺ら怖くて、それで開けらんなかったんだ。そしたら帰ってったんだ」

近藤君たちは村上君の彼女に、もしも村上君が来ても決してドアは開けるなと言いました。

彼らが言うには、自分では死んだと思っていない村上君が、自分たちを引きずり込もうとしていると言うのです。

近藤君たちが帰った後に、村上君の彼女は村上君との思い出を巡らせ一人泣いていました。

 

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その夜、村上君の彼女はドアをノックする音で目覚めました。

「来た……」

彼女は必死でそれを無視します。村上君はドアを叩きつづけます。

「おい!俺だよ!」

「ここを開けてくれよ!」

部屋の隅で、村上君の彼女は必死に耳をふさいでいますが、彼との思い出と懐かしさにたまらず、ドアの方に近寄ります。

「開けてくれよ、俺だよ!」

音はどんどん大きくなります。

そっと近づく村上君の彼女。ドアごしに見える村上君の影ですら涙が出ます。

気付けば村上君の彼女はドアの前に立っています。

ドアを開けそうでした。しかし、村上君は死んでいるのです。

村上君の彼女は必死で声を出しました。

「……なたわ……んだの……!」

ノックは大きくなります。

そして村上君の彼女はせめて成仏してほしいと思い、決死の覚悟で一気にドアを開けます。

「あなたはもう死んだの!」

 

 

 

 

 

 

死んだのはおまえらの方だよ!

村上君の彼女は気絶していました。

そして、次に気付いた瞬間彼女は治療室のベッドの上に居ました。

目の前にはなんと、死んだはずの村上君がいて、泣いて喜んでいます。

状況が全く掴めない。

彼女に村上君は話しかけます。

「競争して、俺が家に着いても、お前達はぜんぜん来なかったんだよ」

「それで来た道を戻ってったら、お前達の車がめちゃめちゃでさ……」

「前の座席に座ってた近藤達は即死だった……」

「でもお前だけは軽傷で済んでたんだよ。でもずっと気を失ってて……」

村上君の彼女は、最初はその事実だけを飲みこんでいましたが、すぐ後にとても恐ろしくなり、ずっと村上君に抱き着いていました。

即死だった近藤君たちは、生死をさまよっている村上君の彼女を引きずり込もうとして、精神の中に入りこんできていたのです。

あのまま村上君のよびかけをずっと無視していれば、村上君の彼女も死んでいたのでしょう……

(了)

 

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか【内山節】

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Comment

  1. 匿名 より:

    くどい

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