【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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首取りの祠

   

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俺には五年前、蒲生という友達がいました。

2006/04/15(土) 04:54:38 ID:BkveUSK3O

蒲生とは高校一年生の時に出会い、蒲生はオカルト話が大好きで、俺もオカルト話が大好きだったので、

同じオカルト仲間として、よくつるんで一緒に心霊スポットとかも行ったりしてた。

でも俺は部活をやっていたので、蒲生は日頃からよく一人でいろんな場所に行っていたらしい。

そんなある日曜日、俺が部活の試合が終わり携帯を見ると、蒲生から

『話したいことがあるで今から俺の家に来てくれやん?』というメール。

俺は正直試合で疲れていたので、『話って何?今日疲れとんで明日学校じゃ無理?』とメールを送ると、どうしても今日話したいとのこと。

俺はめんどくさいなと思いながらも、何か面白い場所でも見つけたんじゃないかと思い、内心ワクワクしてた。

蒲生の家に着きワンギリ。

すると蒲生が出てきて、

「おう、疲れてる所悪いな。まあ上がれよ」

意外といつも通りの蒲生。俺は少しがっかりしながらも二階の蒲生の部屋へ。

蒲生と軽く雑談をした後、俺が本題の方へ切り出した。

「ところでさー、話って何よ?」

蒲生が少し黙った後、話しだした。

「俺さー今日暇だったから、心霊スポットとして有名な、御門山に行ってきたんだよね。んで、御門山に着いたんだけど、まだ真っ昼間て事もあって、全然怖くないのね。
だからこのまま帰るのももったいない気がして、側に登山コースがあったもんだから、何となく登ることにしたんだ」

「登ったのかよ(笑)このご時世で、日曜日に一人で山登る高校生なんておまえぐらいだよ(笑)」

「うるせーよ(笑)記念だよ記念。まあそれでさーいざ登ったんだけど、全然面白くないんだよね。んで、あー暇だなー思いながら歩いてると、ふと一本の獣道を見つけたのね。俺せっかくだから、その獣道を行くことにしたんだ。
またそれがけっこう長い長い。すぐ行き止まりになると思ってたから、さすがにちょっと不安になってきた。そしたら、やっと道の最後に出たんよ。そしたら案の定、行き止まりだったのね。
俺、結局これかよと思って、引き返そうとした時に、その行き止まりの所に、人一人分入れる穴があいてたのに気付いたんよ。それでさー何か冒険心くすぐられて、俺入ったんだよね」

「入ったのかよ……おまえ勇気あるな……」

「それでしばらく行くと、急に広い空洞に出たんだよね。そこに何があったと思う?」

「何があったの?」

「祠だよ。祠。ぶっとい綱に囲まれてた所の中心に、祠が立ってたんだよ」

「マジかよ……何か映画みたいな展開やな」

「俺も最初信じれんかったけどね。んで俺、その祠に近づいた。その祠には小さな引き戸がついていて、札が貼りつけてあったんよ。俺、ここまで来たらやるしないと思って、札をはがし引き戸を開いた。……何があったと思う?」

「……何があったの?」

「……生首だよ生首。いや、正確には頭蓋骨……その祠には頭蓋骨がまつってあったんだよ」

俺、それ聞いた瞬間、背筋に悪寒が走ったのを今でも覚えてる。

「……しかもさ、その頭蓋骨がまた少し変なんだよね。何か、少し人間の頭蓋骨と変わってるような……。いや……まあ、見たの一瞬だったし、人間の頭蓋骨自体見た事ないから、俺の気のせいだとは思うんだけどね」

「……おまえ……それ絶対やばいって……」

「やっぱやばいよね……?俺も見た瞬間これはやばいと思って、すぐ戸を閉めて札貼り直して、何度も謝った後、逃げるように帰ってきたんだけどさ」

「おまえ、そんなんで済むかよ!明日学校終わったら神社行って、すぐに神主さんに事情話しておはらいしてもらえ!俺もついて行くからさ」

「おーそうするわ。ありがとうな」

結局、それで俺は話を聞き終わった後、けっこう時間がたってたので、後味悪いまま家に帰りました。

その次の日、担任から「隣のクラスの蒲生君が亡くなった」と聞かされた。

俺は半狂乱になり担任に聞くと、担任も詳しくはわからないとの事。

俺は授業をサボり蒲生の家へ。

すると蒲生の家には警察がいて、中に入るのを止められたが、そこを見かけた蒲生の母が中に通してくれた。

号泣している蒲生の母に思いきって聞くと、朝、蒲生の母がいつものように蒲生を起こしに行くと、ベッドの上で、蒲生の首から上がキレイになくなって、蒲生が死んでいたらしい。

俺は頭が真っ白になった。

その後鑑定した結果、その死体は蒲生だと判断されたが、頭は結局見つからなかったそうだ。

俺と蒲生の家族は、警察に決して口外しないように強く口止めされ、未解決事件として闇に葬られさりました。

俺はこの話を一生するつもりはありませんでした。

じゃあ何故、五年たった今俺はこの話をしたのでしょう。

実は最近、よく同じ夢を見るんです。

祠の横で、笑いながら手招きしている蒲生を……

蒲生の頭は、おそらく祠にある事でしょう。

簡潔にいうと、神主さんいわく

・今の俺からは、怨念や呪いといったまがまがしいものは、特に感じられないとのこと。

・奉られていたという事から、(神主さんもよくは知らないらしいが)昔この地方では恐ろしい行事や習わしが存在したらしく、その中の一つの可能性もあるとのこと。

・蒲生の母にはまだ話さない方がいいとのこと。

・必ずしも霊的なものが関わってるとは決めつけないこと。

・夢の件に関しては、とにかく気にしないようにし、もし内容に変化が見られればすぐに連絡すること。

……等を言われました。

そして来週の木曜日に、その神主さんと神主さん仲間の方と俺と三人で、その祠とやらを調査しに行くことになりました。

俺は行かない方がいいと止められたが、強く頼みこんで同行させてもらう事になった。

俺はそれまでにとりあえず、この地方にあったという恐ろしい行事や習わしについて調べることと、神主さん方々に無駄足を踏ませたくないので、その祠のある場所をある程度特定しようと思ってます。

ここ二日、図書館で地方にまつわる行事や儀式、言い伝え、伝説など調べてたんですが、有力となる情報は見つかりませんでした。

明日はとりあえず、特定の場所を見つける為に、天気さえよければ山を登るつもりでいます。

あと、県名と山の名前を晒してほしいとの声があったんですが、自分のカキコした文を読み返すに、それだけでもかなり場所が特定されてしまうので、地名や名前はの方はあえて仮名にしました。

なので、ネタだと思ってもらっても全然かまいません。

ただ一つだけ訂正させて下さい。

俺は最初わかりやすいように『御門山』と書きましたが、山がある事にはありますが、正確には渓谷です。

今日、例の渓谷に行ってきました。

結果は、普通にハイキングをしてきました。

登山コース自体がいくつもあり、思ったより祠を見つけるにはかなり骨が折れそうです。

更に、渓谷自体が心霊スポットなので、夕方ぐらいにはもう早めに切り上げてきました。
どこの山も一緒かもしれないですが、朝や昼はすごい自然がきれいなのに、夕方ぐらいから一気に空気が重くなりますね。

常に誰かに見られているような視線を感じました。

明日も行ってきます。

民俗学やって現実的なはずの神主が、思わせぶりな台詞で話しをはぐらかしたり、蒲生の母親には「祠の事を話さないほうがいい」とか口止めしたり。

すいません。二日連続で山に登ったもんで全身筋肉痛で、家に着いた途端眠ってしまってました。

内容が内容なもんでスルーされるかと思いきや、こんなにも気にしてもらえるなんてうれしいです。

まあ大半がネタだと思ってると思うんですが、それでもうれしいです。

一応昨日の結果をいうと、また普通にハイキングをしてきました。

首吊りの縄は何箇所か見つかったんですが、他は全く見つかりませんでした。

本当に祠なんてあるんだろうか……なんて思ってたら、さっき蒲生の夢を見ました。いつもと同じ夢でした。

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蒲生、本当不気味なくらい笑顔なんですよ。あの頃と変わらないままの姿で。

無言でゆっくりと、おいで、おいで、と手招きしてるんです。

もしもこの夢に変化が起きる時、俺は一体どうなるんだろうって考えると、本当怖いです。

今日、神主さんとその仲間の方とは、九時に待ち合わせしています。

ただ、さっき天気予報見たら、今日雨らしいですね……。大丈夫かなあ?

昨日、地元の友達とのメールで新しくわかった事があるんで、まとめて書かせてもらいますね。

蒲生とは高一の時に同じクラスで出会って仲良くなり、二年になって違うクラスになったものの、クラスを行き来してけっこうつるんでたりしてました。

事件が起きたのも高2の時です。

あと、正確にいうと、地元の新聞には出ました。

俺や蒲生の家族は口止めされているので、おそらく近隣近所のタレコミだと思います。

俺は見てないのですが、友達の言う話では、詳細は載っておらず、自殺という扱いで載っていたそうです。

警察の言う話では、自殺はまず考えられない。

自分の首を切断することなんてまず不可能だし、ましてや首を持ち運ぶ事なんて絶対不可能。

でも、他殺にしても蒲生が争った形跡もなく、他に外傷も見当たらないので、これも難しい。

ただ、可能性があるとしたら他殺だろうと言っていました。

なので、地元の新聞で自殺という見解で載ったと知った時、なんで?どうして?と思いました。

蒲生の家族も何故反論しなかったんだろう?と、その当時は俺は思っていました。

あと、これは俺も昨日わかった事なんですが、今は蒲生の家族は、もう当時の家には住んでいないそうです。

何でも、翌年蒲生の兄が事故で亡くなり、(蒲生の家族構成は蒲生、兄、母、父の四人家族)それで蒲生のお母さんが頭がおかしくなってしまったらしく、どこかに引越していったそうです。

なので、もし蒲生の頭が見つかったとしても、連絡とるのが難しいですね……

俺が知ってる蒲生についてはこんなとこです。

今日九時に、俺が神社の方に迎えに行く予定になってたので行くと、神主さんはいた事にはいたんですが……

簡潔に会話の内容を話しますね。

「じゃあ←神主さん行きましょうか?」

「いや……その事なんだがすまん、やはり行けんわ」

「え!?また急に何故ですか?」

「いやなー、前の時は君の話を聞いて、俺も力になってやりたいと思ったんやけどな、
まあ俺自身、この地方にはいわくつきの話がようあるで、興味を持ったというのもあるんやけど。
俺、神主という仕事しとるやろ?だから、職業柄上もしもそうゆうとこ行って憑かれたりでもしたら、ほんま洒落にならんのや。だから本当すまん。あとな、君もしかして、一人でその山とか行ったりしてないやろな?」

「え……!?いや……行ってません」

「そうかー……それならいいわ。君ももう気にせんほうがええ。夢ってのもな、たぶん君が、無意識に自分の事を責めとるんと違うかー?そうゆう無意識に思ってる事ほど、夢には影響されるもんなんだわ」

「はあ……それでは、もう今日はついてきてもらえないという事ですか?」

「そうなるなー。いや本当すまん。連絡しようにも、君の連絡先も聞いてなかったからなー。それでな、お詫びといっちゃなんだが、俺の親父にこの話をしてみたんだわ。そしたら面白い話を聞いたから、教えたるわ」

……数時間後

「いや本当、今日はすまんかった。また夢の事で気になる事があったら、いつでもうちに来たらええ。俺が相談ぐらいならいつでものったるから。あとな、何度も言うようやけど、あの山にはもう近づかん方がいいぞ。俺が見た所、今の君には何も憑いてないが、触らぬ神にたたりなしとも言うしな。
ようおんねん。お盆に面白半分でいって、おっそろしいもん憑けてくる奴とか。まあ、俺も今日行ったら危うくそうなっとったかもな。はっはっは!」

「……そうですか。わかりました。ありがとうございました」

「おう。帰り気をつけてな」

……と、こんなところです。

親父さんの話は、何か難しい単語とかもあってわからない部分もあるんですが、簡潔に話をするとこうです。

昔、山(正確に言うと渓谷)の中に、外界とは連絡を絶った村があった。

旅人が通れば全員皆殺しにし、門外不出の村となった。

村人は自給自足で生活し、平和に日が続いたが、ある日問題が起きた。

近親関係のせいもあり、奇形児の子供がよく生まれるようになった。

奇形児の子供は生かしておいても役に立たないので、村の語り合いで、生まれて奇形児とわかり次第殺すようにした。

ある日、村に奇病が流行った。治し方もわからなく、村人どんどん死ぬ。

村人の誰か言った。「奇形児の呪いだ」と。

村人、藁にもすがる思いで祠を作り、奇形児の骨を奉るようにした。

それでも奇病止まらず、村人全滅。

後にその廃村となった村に旅人が訪れ、日記を見つけ、この情報を知り後世に伝わった。

あともう一つ、この話の別のケース。

村人の語り合いで、この村を訪れる旅人招きいれ、村の娘と性交させ子供を生ませるようにした。

子供も生ませた後、情報が漏れぬよう旅人殺すようにした。

再び平和な日々が続くが、ある日村の娘が急に死にだした。誰かが言った。

「旅人の呪いだ」と。

あともう一つ。

昔、外界と連絡を絶つ村あり。

山に鬼が住んでいた。その鬼、人間の目玉が好きで、村を襲っては人間をさらい目玉を食った。

村人困り、剣修業の旅人にお願いし、鬼退治を頼むことにした。

ある日、旅人が鬼を退治し村に戻ってきた。村人喜び、英雄として讃え盛り上がった。

だがその旅人、急に死ぬ。村人もどんどん死ぬ。

村人言う。「鬼の呪いだ」と。村人困った。

そんな時、旅人の坊さんが通りかかる。

坊さん言う。「鬼の死体を頭、手、足、胴と分け、言う通りの所に祠を作り封印しろ」と。

村人その通りにした。鬼の呪い消え村に平和が戻った。

村人喜び、坊さんに村に留まるようお願いした。坊さん断る。

村人語り合い、存在が知れるのを恐れ、坊さんを殺した。

その後、村に大洪水が起こり村全滅した。

頭にまつわる話は以上です。

どれも正直『???』といった感じでした。

とりあえず話は以上です。

ネタと思いながらも聞いてくれた方、お疲れ様でした。

何か俺の調べたやつでもそうなんですけど、共通するのがだいたい門外不出の村なんですよね……

なんで、俺が一つ立てた仮説なんですが。

昔、この地方には門外不出の村があり、誰にも知られてはいけない村独自の儀式や行事があって、その祠もその一つで、そのまま洪水に巻き込まれ、誰にも伝わることなく滅んで、祠だけが残った。

って感じじゃないですかね。

これなら、なくもないとは思うんですが……

(了)

 

深緑怪談 [ 天西風実 ]

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