【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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工場焼け跡塾

      2016/07/21

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人生で一回だけ体験した二十五年前の不思議な出来事です。特定されてしまうので、何の工場かは伏せます。

21: 本当にあった怖い名無し 2015/05/22(金) 02:38:54.67 ID:WVDazCiw0.net

中一になって、俺と仲の良い友達二人は塾に通い始めました。

その友達二人は同じ塾に通っていて、俺にも「塾へ来たら?」というので親に頼み、その塾へ行かせてもらうことにしました。

その塾は昔火災を起こした総鉄筋コンクリート造りの工場の端、四階にありました。

工場はどの階も仕切り壁はなく、建物の端から端までの一部屋となっていると聞きました。

そしてその塾の教室は、新たに簡易的な壁を建てて部屋を作っていました。

その火災を起こした工場ではパート従業員の婦人や老人が働いていて、大勢の方が亡くなられたと聞きました。

五十年以上前の火災です。

その火災が原因で廃業し、建物は二十年以上空きとなりました。

窓は全て取り払われ、木の板が貼り付けてありました。

塾の教室だけは窓を取り付けてありました。

塾の教室へいくには建物の端にある建物と同化したコンクリート製の非常階段を昇ることになります。

塾は夜の七時から始まります。

塾の初日、冬も近い秋の夕暮れ六時半頃、俺は一人で四階の教室に向かいました。

階段の段一つが大きめで急な、らせん階段状で階段に中階があるようなタイプの階段を昇っていると、今何階なのかよく分からなくなるのです。

しかも足音が響くため、誰かに後ろから付けてこられているような気味悪さがありました。

ハアハア言いながら昇りました。

ここは何階だ?

何も書いていませんでした。多分三階の鉄ドアだったと思います。

ドアノブに手を掛けると鍵がかかっていて回せませんでした。

もう一つ上の階なんだけど、なぜか四階を素通りしてしまい五階の鉄ドアの前まできました。

ドアの向こうから微かにワイワイと人の声が聞こえました。

「あ、ここだ」そう思ってドアノブに手をかけ、何の疑いもなくドアノブを回しました。

鉄ドアを開けると、声がパッと消えて、外の夕暮れの薄明かりが真っ暗な部屋の五メートル先ぐらいまでを映しだしました。

何らかの道具がホコリをかぶって散乱してました。

三〇メートル以上ある、吸い込まれそうな程真っ暗な部屋。

今の声はなんだ?

正直、俺は腰が抜けそうなくらいビビリました。

急いで一階まで階段を降りました。

その降りている最中も、足音が響いて追いかけられてるような感じで、すぐ背後にも気配を感じました。

階段から転げ落ちそうでした。

イヤだけど行くしかないという事で、今度はちゃんと一階、二階と確認し四階の鉄扉を開けると、蛍光灯の明るい部屋がそこにはありました。

……しかも静かでした。

塾は一年通ってやめました。

建物はその三年後ぐらいに取り壊されました。

(了)

 

「超」怖い話(鬼胎) [ 深澤夜 ]

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