【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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油~コンビニ店員シリーズ06

   

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11月中旬、まあつまりこないだあったことなんだが、 俺もだが、マック店員も洒落にならんかったと思う話。

Mがなんか忙しいからと言ってあまり連絡してこなくなり、店にも来なくなった。
塩事件以降なんもなかったので、気にせず過ごしていたある日、猫が外に出なくなった。
いつもはドアを開ければ散歩に行くのに。

15日からだったかな?細かい日時は忘れたが、開けても出なくなった。
「家は結界」というMの言葉を思い出し、少し怖くなったが、
塩事件や女の顔事件もあり、多少の事は平気だぜハハンなんて構えていた俺だが、怖いものは怖い。
とりあえずMにメールを送っておいた。

送った直後くらいから家の外に人の気配を感じて怖かったので、
なるべく窓は開けんようにして、カーテンを閉めたりして過ごしていた。
一人で部屋にいると、インターホンがなったりドアが叩かれたり、カーテン越しに黒い影が見えたりした。
それだけでガクブルだったわけだが、見えるのは常に一瞬だったし、
Mから『マック奢ってくれるんならなんとかしてみる』と連絡が入ったのでほっとする。

その時期から妙な耳鳴りも始まっていた。
主に家の外で、押しつぶしたような妙な音が延々聞こえる。

数日後の仕事中、Mが店に来た。
来たには来たが、入ろうとしない。
うちの店は自動ドアじゃないので、押さないと入れないんだが、押そうともしない。
ただドアの前で俺の方を見て、口をあんぐり開けている。
視線を良く見ると、俺の後。
怖かったが、朝だし同じシフトの奴もいたので振り返る。
何もいない。
何だよ釣りかよ!とつっこんだのとほぼ同時に、
カウンタで後を見ていても大丈夫なように設置してある鏡に、黒い影が見えてしまった。しかも俺の背後に。
一瞬だったが確かに人型?だった。
ヒイイ!何コレ何コレ!と焦りつつ、真面目におでんを仕込む店員の鑑な俺。
結局Mは店に入らず外で待っていて、
俺が上がってマックに行こうと言っても、明らかに帰りたいオーラムンムンで、数メートル先を歩いている。
俺の背後の黒いのはそんなにヤバイものなのか!焦る俺と黙るM。

マックに着いて一番安いのを頼むが、Mは食べない。ジュースだけ時々飲むだけ。
俺の方を見ようともせずに考え込んでいる。
「何?なんかマズイもんついてんの?こないだのより?」
半信半疑で、ぶっちゃけ演技じゃねえの?今日って4月1日?なんてバカにしていたが、
目が明らかにヤバイ。いっちゃってる。
俺としては、そのMの方が洒落にならんくらい怖かった。

で、せっかくない金絞って奢ってやったんだからと、強引に進めて食わせた。
それがまずかった。Mがトイレに駆け込んだかと思うと、食ったものを全部もどしてきた。(食事中の方スマソ)
店員もびっくり俺もびっくり。

で、涙目で席について、俺にいきなり「家族で油とか売ってるやついる?」と聞いてくる。
油?ごま油とか?いやコンビニには売っているがな、母は化粧品売ってるが。
なんて返事をしながら、俺は妹がガソリンスタンドでアルバイトしている事を思い出してMに言った。
途端に、耳鳴りが酷くなった。
今まで普通の耳鳴りレベルだったのが、耳元で楽器を鳴らされているような大音響。
正直、鼓膜が破れそうで、目が充血していくのが自分で分かった。
意識が飛びそうになるのと同時に、Mが俺の目の前で大きな音を立てて手を叩いた。
店員びっくり、俺もびっくり。同時に音が止んだ。
俺が耳を押さえて目の前が真っ白になっている間に、
Mが店員に頼んだらしい水が、目の前にコップ3、4杯あった。
何かと訊ねるよりも早く、Mがその水をわざとこぼし、
駆けつけてきた店員に「あ、すみません、大丈夫です」とか言っている。
何が大丈夫なものか。
俺のほうにこぼされた水は見事にズボンに直撃し、漏らしたかのようになってしまったではないか。
それでもMは大丈夫大丈夫なんて言いながら、水を全部こぼしてしまった。
当然店員は嫌な顔をしたが、M全く気にしていない。

店を出て、耳鳴りがしない事に気付いた。あれはいなくなったらしい。
Mに事情を聞くと、口元を押さえながら、
「間近で見るのは初めてだったよ」とか誤魔化しやがった。
ついでに、「妹さんに聞いてみ」という。

家に帰って、妹に最近職場で何か変わったことがなかったかと聞いた。
初めのうちは何もなかったと言っていたが、
(おそらく、忘れていたか話したくなかったんだと思う。
 実際に事があったのは、9月の終わりか10月の初め頃だったらしいから)
しつこく訊ねると、妹の職場で売ったガソリンで焼身自殺をした人がいる、という事件があったらしい。
俺は、黒い影と、耳元で聞こえた潰れたような声の正体に気付いた。

ちなみに、ズボンはマックを出て数分もしないうちに乾いていた。

コンビニ店員シリーズ一覧

 

科学では説明できない奇妙な話(運命の不思議篇) [ 運命の謎を探る会 ]

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