【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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ノックの音と人影

   

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俺にとっては死ぬほど洒落にならなかった、俺の部屋で起きた話をします。

107 本当にあった怖い名無し 2005/06/07(火) 12:42:00 ID:EnQyWpcC0

まず、位置関係を説明しておく。

俺の家の向かいには家が、その右側に道路を挟んで田んぼがある。

それで俺の部屋は二階なんだが部屋の窓から六反ほどある田んぼが見える。

窓は引き戸タイプの二メートルくらいあるやつで虫が入らない網戸も付いてるやつ、そして、窓のすぐ側にベッドがあって窓を開けるとベランダがある。

今から半月ほど前の話。

俺の部屋はただでさえ風通しが悪いのに、その日はいつもより暑かったものだから、窓を半分くらい開けてパソコンをやっていた。

深夜一時くらいになったんで、そろそろ寝ようと思って窓を閉めようとして、何気なく田んぼの方を見た時、田んぼを挟んだ道路に誰かが立ってるのが見えた。

俺の部屋からだと、その人影の顔や服装は分からなかったんだけど、何となく大きさや、肩幅から男なんじゃないかなと思った。

その人影は田んぼの方を眺めてるようだった。

「こんな時間に何やってんだ、煙草でも吸ってんのかな」

とか思いながら、何となくその人影を眺めてたんだけど、そうしたらその人影の頭の部分が、こっちを向いた。

こっちを見てるかは分からなかったんだけど、俺の部屋は電気が付いてて今、カーテンを半分開けてる状態だから当然、向こうから見たら部屋の明かりで、俺のシルエットが見える。

だから、その人影がこっちを向いた瞬間、「あっ、見てるの気付かれたかな」と思った。

こういう瞬間って気まずいから、すばやく窓閉めてカーテンも引いたんだけど、その時も人影はこっちを見てるようだった。

深夜という事もあって、俺も気味がわるかったんで、早く寝ようと思って、電気を消してベッドに入った。

さっさと眠ろうとしたが、その日はさっき書いた通り、暑かったもんだから寝苦しくて三十分くらいたった時に、少しでも風を入れようと思ってベッドを降りた。

窓はベッドのすぐ側にあるから、電気を点けなかったんだけど、窓を開ける時さっき見た人影の事がちょっと気になった。

だけど三十分も立ってるし、もし居たとしても電気付けてないから、大丈夫だろうと思って窓を開けた。

で、道路の方を見たんだけど、人影はなくなってたんで、ホッとして座って少し涼む事にした。

しばらくボーッとしてたんだけど、体も大分涼しくなったし、ベッドに戻ろうとして立った時に、田んぼの真ん中にまた人影が見えた。

田んぼの真ん中といっても、田んぼのど真ん中にじゃなくて、(田んぼにはもう水が入ってる)田んぼと田んぼを分ける農夫さんがあるくような一メートルもない道の上の事。

そこになんか人らしき影がいるんだけど、さっきよりも遠いし、しゃがんでるようだったから、さっきの影かも分からなかった。

でも何となく、勝手な推測だけどさっきの影なんじゃないかなと思った。

さっきの時と違って、こんな深夜に田んぼの真ん中で、明かりもなしに居るなんて……
農夫さんだとしても懐中電灯くらいはつけてると思うからおかしいと思って怖くなった。

窓をすぐ閉めようかと思ったんだけど、怖いもの見たさってのあってちょっと見る事にした。

最初は怖かったけど、次第にその気持ちも慣れてきて、案外普通に見てたんだけど、どうもその影はしゃがんで何かしてるようだ。

何をやってるかは見えないんだけど、動いてるのは分かった。

ここから分かるくらいだから、けっこう大きな動きをしてたかもしれない。

結局、見てても何も分からないし、もう本当に眠たくなってきたから、カーテン引いて窓をしめて眠る事にした。

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ベッドに入って眠りについて、どれくらいたったか分からない時にふと目が覚めた。

携帯を見ると午前三時四十分くらいだったと思う。(寝てから小一時間くらい経っているのかな)

「何で目が覚めたんだろう」と思ってたらどこからか「トントン」って音が聞えた。

あぁ、この音のせいで目が覚めたんだなと思ったんだけど、その時はその音の出所がどこかは分からなかった。

最初、家族の誰かが一階で歩いてる音なのかなと思ったんだが、こんな深夜に家族が歩いてるってのも考えられないし、それに歩いてる音じゃないよなと思ってたら、また

「トントン」って音が聞えた。

その時にこれは誰かがノックをしてる音じゃないかと思って、部屋のドアまで歩いていこうとした。

こんな時間に部屋をノックしてるってのもオカシイんだけど、その時は目が覚めてすぐだったし何の疑問ももって居なかった。

ドアに近づこうとした時にまた

「トントン」

って聞こえたんだけどその時にようやく、それがドアからじゃなく、後ろの窓から叩かれてる事に気付いた。

それに気付いた時、俺の頭は思考停止状態になったよ。

だって俺の部屋は二階にあるわけだし、窓からノックってありえないシチュエーションだろ。

ドラマとかだとこういう場合、遊び友達がいるんだろうけど、俺の友達にはそういうタイプはいないし、それに俺に部屋の場合、地上から建物の構造上上がってくるのはまずない。

しばらく思考停止状態が続いたんだけど、それでも段々と意識が戻ってきた。

だけど意識が戻ってくるのと同時に怖くなったし、パニックにもなった。

カーテンが閉まってるから、誰が叩いてるか分からない。

「何だろう、泥棒だろうか、でも泥棒なら自分の居場所知らせたりしないし、なら、強盗だろうか、そのままドアを開けたら強盗が押し入るかも知れない。でも、それでも変だよなぁ…」

そう考えてると、「ドンドン!!」っていきなりノックの音が強くなった。

まるでノックというよりはグーで叩いてるような感じ。

それも凄いデカイ。窓が揺れてたし。

急に音がでかくなったから、俺もまた固まっちゃたんだけど、おかげで意識ははっきりしてきた。

これは、さすがにどうにかしないと色々ヤバイと思って、結局、カーテンを開けることにした。

近所迷惑だし、窓が壊れるかもしれない。とにかく、怖かったけどそれよりも現実的な事を考えてた。

だがこの時、なぜか家族には知らせようとは思わなかった。

護身用に部屋にあったバッドを持って、次のノックと同時にカーテンを開けようと思って窓に近づいていった。

「ドンドン!!」

ってなったんで、カーテンを思いっきり開けて見てみたんだよ。

……そしたら誰も居ない。

俺がカーテンを開けたから、どこかに潜んだのかなと思ったんだけど、ノックの音がしてからすぐ開けたし、それにこのベランダに隠れるような場所なんてないはず。

もしかしたら、屋根に上に居るのかと思って、バッドを持って、屋根の方を見たけど、そこにも誰も居なかった。

結局、ベランダには誰も居なかった。

何だったんだ…と思って、田んぼの方を見たんだけど、さっきの人影も消えていた。

結局、この話はこれで終わりです。

人影とノックの音が関係あるのかも分からないけど、その日に起きた不思議な事を書いてみました。

ちなみにこれも関係ないかも知れないけど、次の朝、ウチの庭でノラ猫が死んでました。

(了)

 

日本タブー事件史 [ 別冊宝島編集部 ]

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