【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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軽トラに乗せて

      2016/07/27

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私が小三の夏休みの話。

76 :本当にあった怖い名無し:2016/05/18(水) 20:28:47.59 ID:R7q+zoRO0.net

ド田舎なんだけど、地域の子供会の毎年恒例行事で七夕会があった。

七夕はもう過ぎてるけど、要するに皆で集まって、クイズとかの出し物をしたり、カレーを作ったりっていうお楽しみ会。

基本、参加者は子供で、普段は地域の集会所になってる小さな神社の社務所を使っていいことになっていて、当番の保護者が数名、手伝ったり、火元を管理していた。

その年、うちの母親は子供会の当番にあたってたので、同じく当番の茂木さん(私の同級生の男の子と二歳年下の男の子のお母さん)と一緒に、材料の買い出しや社務所の掃除の準備をしてた。

七夕会も無事終わったのが夜の九時頃だったと思う。

うちの地域は、小さい山を挟んで南側と北側で一括りで、社務所や大半の子供の家は北側にあり、私の家は南側。

北側の家の子たちは、皆自転車で来てたのでそのまま帰り、南側の家の子は保護者が車で迎えに来てた。

残ったのは私と母、茂木さん。

茂木さんの子供二人は家が北側で近いので先に帰ったが、私の家は南側で一人で帰ることができず、母を待っていた。

片付けも終わり、母、私、茂木さんは社務所の戸締まりをして、さあ帰ろうということころで、母と茂木さんが

「あっ、トイレの電気消してへんかも」

「じゃあ開けて見てこよか」

「いや、私見てくるわ。茂木さんもう先帰って~」

「そんなん悪いわ~」

とかいうやり取りをしばらくして、結局、茂木さんは先に自転車で帰って行った。

母は鍵を開けて社務所に入り、トイレの電気も確認してから、もう一回鍵をかけて、今度こそ帰ろうと私は母と車に乗り込んだ。

このとき、たぶん十時ぐらいだったと思う。

ウィィィィ、ウィィィィ、ウィィィィ…

エンジンがかからない。何度キーを回してもかからない。

「あれ~バッテリーあがったんかな~」

「え~!?」

「エンジンかからへんわ~。どうしよう」

社務所から家まで歩いて帰ったら三十分はかかる。

しかもド田舎の夜道なんて歩きたくない。

家に電話して父に迎えに来てもらうしかないけど、当時ケータイは持ってないし、普段無人の社務所には電話がない。

となると、社務所の近所の家の電話を借りるしか無い。

母が私に車を降りるように言い、私と母はそれぞれドアノブを引いた。

ガチャッ

ドアが開いた音がするのに、ドアが開かない。

半ドアになってるのかと思って、何度もノブをガチャガチャするけど開かない。

うまく言えないけど、それが何か不思議な感じで……

ビクともしないというより、ちょっと外に押せるけどすぐ押し返されるみたいな、まるで、外から誰かと押し合いしてるような、変な感じだった。

テンパってて窓を開ける発想は無かった。

外は真っ暗だし、私と母以外は誰もいない。

子供の私はともかく、体格のいい母が全力でドアを押してるのに開かない。

もう私は怖くて怖くて半泣きで、母に「なんで開かへんのぉぉぉ!早く帰ろうやぁぁぁああ~~」と喚いていて、母も「ちょっと待ち!」とか言いながら結構焦っていたと思う。
今から思ったら……だけど、いくら母と私がそれぞれドアと格闘してたからといって、あんなに車がユッサユッサ揺れるものなのかな?

ゼーゼー言いながら、母が再度エンジンをかけ直したところ、何度か目でやっとエンジンがかかった。

「アンタ、ドアちゃんと閉めなおしや!」

そう言われたが、閉めなおそうにもやっぱりドアが開かないので、しょうがなくそのまま帰ることになった。

社務所から家に帰るのにルートは二つで、時計回りで帰るか、反時計回りで帰るか。

反時計回りは、山沿いの細い道で、途中に墓地の横も通るし、昼間に地元の農家しか使わないため街灯も無い。

時計回りは、北側の家の多くの間を通りながら県道に出るので、やや遠回りではあるけど、街灯もあるし車も少ないけど走ってる。

もう私も、たぶん母も、反時計回りルートを使う気にならず、時計回りルートで帰り、途中で交差点にあるコンビニに寄った。

コンビニといっても、セブンイレブンとか大手じゃなくて、地元に数店舗しかない小売店で、もちろん二十四時間営業ではなく、夜十二時には閉まってしまう。

なぜコンビニに寄ったのかよくわからない。

たぶん、明るいところ、人のいるところで一息つきたかったのかな?

後で母に聞いても、母自身何となくだったみたい。

コンビニの駐車場に停車して、母がドアを恐る恐る押すと普通に開き、私側のドアも開いた。

もうそのときの安堵感といったら無かった。

気付いたら私も母も汗ぐっしょりで、顔は真っ赤。

コンビニでアイスを買い、ようやく家に帰った。

……と、ここまでが当日の話。

 

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でも、それからずっと気になってることがある。

それは、帰りに寄ったコンビニがある交差点付近で、やたらと事故が起きるようになったこと。

その交差点は私の小学校や中学校に通う通学路で、ちゃんと信号(歩行者用も)も歩道もあったし、それまで事故らしい事故なんて無かった。

でもそれから、通学途中に警察車両が来てるのを何度も目撃するようになった。

何度も言うように、うちはド田舎だから、交差点の見通しも特に悪くないし交通量も多くない。

そもそも、うちの市内での交通事故自体少ないのに、この交差点の事故が飛び抜けて多い。

事故の規模は小さな物損事故から重大な人身事故まで様々だけど、二~三年に一回は死亡事故等の重大事故が起こる。

正直、うちの市の規模でこの頻度は変。

私が高校生のときも一歳年下の男子生徒が亡くなった。

ちなみにそのコンビニにも車が突っ込んだ。

自販機前でたむろしてたヤンキー数人が大怪我したらしい。

偶然なのかもしれないけど、もうひとつ気になってることがある。

それは一足先に家に帰った茂木さんに起こったこと。

茂木さんの子供(私の二歳年下の弟の方)がその年の冬の初めに亡くなった。

数日前から風邪気味だったらしいけど、その翌日の朝、茂木さんが起こしに行ったら既に冷たくなってたとか。

風邪をこじらせてたのに気付かなかった、とかいろいろ言われてたけど、ハッキリした死因はよくわからない。

これだけでも十分不幸なんだけど、その後は特に茂木さんに関しては何も聞いてない。

で、私、思うんだけど……

あの日、社務所のとこから、茂木さんと私たち親子はナニカ連れて帰っちゃったんじゃないのかな、と。

茂木さんは自転車で来てて、お子さん一人を亡くした。

私たち親子が帰りに寄ったコンビニと周囲では、私の知る限り十人近く亡くなってる。

うちは軽トラだった。もしかしたら、荷台にいっぱい乗ってた……?

エンジンがかからずドアが開かなかったのは、乗り込むまで出発させたくなかったから?
ユッサユッサ揺れてたのは乗り込んでたから?

そして途中に寄ったコンビニで降ろしてしまったんだろうか。

もしまっすぐ家に帰ってたら……

それを考えるとちょっと怖い。

(了)

[出典:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1463021094/]

 

呪術探究(巻の3)/忍び寄る魔を退ける結界法 [ 原書房 ]

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