【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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神嘗の祭の頃までには迎えに行くゾ

   

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これは今現在、俺も信じきれていないので、他人は誰も信用しないと思う。

495 :何かの戦 : 2010/10/27(水) 16:25:57 ID:Xi9219jc0

親父の大ボラかもしれないし、幻覚、幻聴の類かもしれない。

しかし、目の前で様子を見ているので、まるで嘘とも思えない。

なんともいえない妙な感じがしているので、出勤前に書き込んでみる。

親父は、きのこ採りが趣味なんだ。

毎年八月のお盆過ぎ頃から十一月に入る位まで、天気が良いと早朝山に入る。

スーパーのレジ袋をぶら下げて、時期ごとに一定のコースをまわる。

八月二十二日の日曜日も朝から山に入り、八時位に帰宅した。

俺はちょうど起きたばかりで、親父が山に持って行ったビニール袋から、チチタケ、タマゴタケ、トンビマイタケなんかを出しているところだった。

あまり採れてねえなと思いながら、洗面所で顔を洗っていると、

「なあ、かんなめのまつりって何のことで、何日か知ってるか?」と聞かれた。

「知らん」と答えると、「ちょっと調べてくれねえかなあ」と言うんで、ググってみた。

神嘗祭(かんなめさい・かんなめのまつり・かんにえのまつり)は宮中祭祀のひとつ。
五穀豊穣の感謝祭にあたるもので、宮中および神宮(伊勢神宮)で儀式が執り行われる。宮中祭祀の大祭で、その年の初穂を天照大御神に奉納する儀式が執り行われる。
かつては旧暦九月十一日に勅使に御酒と神饌を授け、旧暦九月十七日に奉納していた。
明治五年(千八百七十二年)の太陽暦改暦以降は新暦九月十七日に実施するようになったが、これでは稲穂の生育が不十分な時期になってしまうため、明治十二年(1879年)以降は月遅れで新暦十月十七日に行われるようになった。

で、「多分これだろ」と、上記のWikiの内容を印刷してやった。

何かぶつぶつ言ってるんで、「何か用事でもあんのか?」と聞くと、妙な話を始めた。

今朝も五時頃に出かけていくつか茸を採り、山頂付近で一休みした。

山頂付近に大きな岩が有り、その横の石に腰かけて一服していた。

突然、ザーッと強い風が吹いてきたと思ったら、次の瞬間目の前が真っ暗になった。

目も見えないし、手も足も動かない。親父は脳の血管が切れたと思ったらしい。

しばらく焦っていると、「おい、おい」と呼ぶ声が聞こえ、甘い匂いがする。

誰か来たと思い、「助けてくれ」と言おうとするが声が出ない。

また声が聞こえる。

「すまんなあ。誠にすまんなあ。すぐ元に戻すが一つ頼みを聞いてくれ。

久方ぶりに総出で戦に出にゃならなくなったが、後に残すこいつが心配だ。

他の奴らは先に出陣したんで頼める奴がおらん。ぬしに是非とも頼みたい。

帰った暁には礼をするぞ。かんなめのまつりの頃までには迎えに行くぞ。

もしも迎えに現われなんだら、信州飯綱の御山を頼れ。頼んだぞ、頼んだぞ」

こんな内容の声が聞こえたと言う。

聞こえてからすぐに、ぼーっと視界が明るくなり、しばらくすると普通に目も見え、手足も動くようになった。

石の上に座ったままであり、あちこち動かしてみたりしたが、体調も別に悪くない。頭痛もしない。

何が起こったのか考えたが、怖くなって山を下り、家に帰って俺に質問という経緯だったらしい。

親父も俺も、やはり脳疾患だと考えた。

親父は知人の医者に電話を掛け、症状を話して、しばらく様子を見ろと言われていた。

だが、強引に翌日の脳ドッグの予約を捻じ込んでいた。

そんな騒ぎをするものだから、俺はその日外出せずに家に居て、親父は寝込んでいた。

昼時になり、うどんを食べたのだが、親父が頻りに首を傾げている。味がしないらしい。

それから親父は、一日の内の半分位味覚が無くなった。

はっきりと、何時から何時までというのではなく、味がしたりしなかったりしていたという。

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次の日、早速脳ドッグへ出掛けた。

一泊し、検査して帰って来たんだが、年齢相応の古い小さな梗塞の跡は見られるとの事だが、特に異常は無かった。

血液検査も異常無しで、味覚の異常は原因不明で経過観察。

その翌日も、大学病院の脳外科にかかったが異常無し。

検査で異常がないと言われて、やっと落ち着いたみたいだった。

落ち着いてくると、親父も声の内容が気になってたらしく、

「なんか連れて来たせいで、おかしくなったのかな」とか、

「十月になれば治るのかな」とか、色々話をした。

飯綱山を調べると、日本八大天狗の内の、飯綱三郎という大天狗がいるとある。

結局、体調は問題ないんだから、「山の天狗に何かを押し付けられたんだろう」ということで、十月中旬まで様子を見ようということになった。

普段は、味がしない事があるだけで普通に生活できていたんだが、時々、後頭部の髪の毛を、軽く引っ張られる感覚があったらしい。

親父は頭頂部が大分ハゲかかってきているので、場所の問題ではなく非常に不愉快だと怒っていた。

食事が味気ないせいなのか、体重も8kg程減ったらしい。

今月の十月十五日の夜、親父は仕事帰りに同僚と居酒屋で一杯飲み、二十三時頃帰宅。

俺は、別の所で友達と飲んでおり不在だった。

帰宅後、風呂に入って二十四時前には寝たらしいんだが、夢か現かまた声が聞こえた。

「無事に帰って来れたぞ。世話になったなあ。うつしよのぬしらのよ(現世のぬし等の世?)にても大難がおこるであろうが心配ないぞ、心配ない。山に空きができてこれから忙しくなる」

と言い、水戸黄門で印籠を出した後の黄門様みたいに大笑いしたところで目が覚めた。

親父はこれで治ったと思い、布団の中から起きだして、サッポロ一番(味噌)を作っておいしく頂いた。

味覚も元にもどっていた。元にというより、何でも美味しく感じるらしい。

親父は約束のお礼を心待ちにしている。

俺は、ひょっとすると美味しく感じるのがお礼?と思っているが、親父に言うと落ち込むので言わない。

目に見える形でのお礼というものは未だに無い。

しかし、御礼よりも気になるのが大難だ。

何が起こるんだろう……

(了)

 

「極」怖い話(地鎮災) [ 加藤一 ]
一世一代の買い物―家。不動産の購入は多くの人にとって一生に一度あるかないかの一大イベントにして、最も高価な買い物だ。それにもかかわらず、試用期間も事前練習も許されず、少ない情報の中で決断せねばならない。住み始めてから何かあってももう遅く、再度売り払い、引っ越すのは並大抵なことではない。だが、この世には手を出してはいけない物件というのが確実に存在し、呼び寄せられるが如くそこに住んでしまった人たちがいる。俗に言う瑕疵物件だけでなく、遙か昔の歴史が絡む曰くつきの土地など様々なケースがあるが、そこでは信じ難き恐怖と不幸が実際に起きている。北海道の有名心霊スポット、円形マンションの真実に迫る驚愕の取材をはじめ、呪われた家と土地に纏わる実話を集めた渾身の書き下ろし怪談!

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