【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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髪の毛の巻かれた線香

      2016/06/30

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ちょうど一年ほど前、四月採用予定の新卒者が、見習い兼ねてアルバイトとして事務所に来た。

4 :本当にあった怖い名無し :2010/03/17(水) 16:38:07 ID:DyWZ9odN0

その内の一人(女性)が挨拶をしたあと、トイレに行ったきりなかなか戻ってこない。

三十分経っても帰ってこないので心配になり、他の女子社員に見に行ってもらったら、個室が一つだけ鍵が掛かった状態だった。

「ノックしても呼んでも返事が無いけど、どうします?」

仕方が無いので、その女子社員と俺ともう一人の男性社員とで見に行く事にした。

初めてはいる女子トイレにドキドキしたが、そんな事言ってる場合じゃない。

個室の前で呼びかけるが、やはり返事は無い。

何度も「入るぞ」と言ってドアを開けようとするが、鍵が掛かっていてはどうしようもない。

仕方なくバケツをひっくり返した上に乗りドアの上から覗き込むと、その子が端の方でうずくまっていた。

何かを握り締め震えているようだった。

声をかけてもこちらを見る事も無い。

無理やり腰を曲げ手を伸ばしトイレの鍵を開け、女子社員に入ってもらうと、

「私もう無理です。かばん持ってきてください。今日は帰ります」と言うので帰ってもらった。

翌日、電話で採用辞退を伝えてきたので了解し、書類関係があるのでもう一度来社するように言ったが、会社ではなくファミレスがいいとの事。

その翌日、ファミレスに行くと、先日とは違い落ち着いた彼女が居た。

書類を一通り書いてもらい、最後に訳を聞くと、言い難そうに話し始めた。

あの日、初めて事務所に入った瞬間、嫌な感じがした。

挨拶をしてから席を案内され座ると、この席が嫌な感じの元だと思った瞬間、机の下に気配を感じ、足元を見ると、女の人が体育座りでうずくまってこちらを睨みつけて、両足をがっちりとつかまれた。

見渡すと、男性社員全員の机の下から、同じ顔が社員を見上げていた。

そして女子社員の机の下には、大量の髪の毛が動いていた。

そこで逃げ出し、トイレでこのお守りを握り締めていた、と言ってお守り見せられた。

くっきり手の型付いたお守りだった。

「そう言うの見えるほうなの?」と聞くと、

「まぁ見えるほうだけど、こんなに強烈なのは初めて。前にあの席に居たのはどんな人ですか?かなり恨みがあるみたいな顔でした」

そこで思い出したが、前にそこに居たのは栄子。

ごく普通の女子社員で、何か問題があった訳でもなく、希望退社を募った時に手を挙げ辞めていった人だった。

最後に彼女が言った。

「戻ったら事務所の床を調べて、盛塩とこの御札を貼ってください」

社に戻っても、こんな話どう説明して良いか判らなかった。

上司には一身上の都合らしいとお茶を濁し、同僚の男性数人に夜残ってもらうように頼んだ。

まず、その子が座った席の下を恐る恐る覗き込むが、何もない。

な~んだと思いながら、他の人の机の下を見ても何もない。

同僚からは「何を探してるんだっけ?」と笑われた。

その内一人が、何気なくその子が座った席のカーペットをめくった。

「なんかあるぞ」と言うのと同時に、お線香の匂いがした。

事務所は今時らしくOAフロアになっていて、すのこの上にカーペットが敷いてある。

そのOAフロアの下に社員旅行の全員写真あり、その上にお線香が乗っていた。

皆あわてて自分の席のカーペットをめくると、今度は女子社員だけの集合写真に、栄子以外全員の顔に短い線香が突き刺さった写真。

女子社員の席の下からは、髪の毛の巻かれた線香と、赤く小さな文字で大量に《恨み》と書かれた紙。

部長の席の下からは、『死ねばいいのに』と乱雑に幾つも書かれた紙が出てきた。

困った事に触るのも怖い。どうするか悩んで、結局教えてくれた子に電話した。

いっぱい出てきたと言うと、

『それ直接触っちゃダメです。動かすなら長い箸に塩を振って、そっと袋に入れ、袋にも塩を入れて、口を硬く縛って、 直ぐにお寺のお守りとか捨てる所に持って行ってください』

その通りにして、同僚には口止めをした。

(了)

 

古代世界の呪詛板と呪縛呪文 [ ジョン・G・ゲイジャー ]

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