【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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自殺の連鎖

   

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大学生を卒業し、社会人になった僕は、じいちゃんのお墓参りに行きました。

2005/06/08(水) 13:16:11 ID:7FcGRPrfO

じいちゃんのお墓の掃除をするため、水をくみに歩いていると、あるお墓の前でかがんで目をつぶり、熱心に手をあわせている女の子がいました。

僕が水をくんでからまた引き返して来ても、さっきと変わらないまま女の子は拝んでいます。

で、僕もじいちゃんのお墓の前で一通り手をあわせてから、草引きを始めました。

ふと見ると、さっきの女の子が向こうから歩いてきます。

何かに疲れきった様な顔、そしてそれは見覚えのある顔。

その子は高校のクラスメートで、明るくとても人あたりのいい子でした。

名前は美雪

彼女も僕に気付き、軽く微笑み会釈。

それからしばらくたってから、その女の子と昔から仲が良かった友達、克子と飲みに行く事になり、話題はその女の子の話に……

するとさっきまでバカみたいにはしゃいでた克子が、急に暗い顔になり、

「あぁ、あの時会ったね。あのお墓は、美雪の彼氏のだよ……大学生の時に付き合ってた……去年ぐらいに死んじゃったんだけど……」

そこから先は不謹慎だけど、僕が頼みこんでやっと教えてもらいました。

どうやら彼氏は自殺だったみたいです。

克子が言うには、美雪が最初に相談してきたのは、

「彼氏に浮気をされた。もう別れた方がいいよね?」

だったそうです。

克子は「浮気するような男は最低。別れた方がいいよ」と言ったが、しばらくして、美雪から次の相談。

「あの人が怖い……意味のわからないメールをたくさん送ってくる。電話もたくさん……大学にもこない」

克子がどんな内容か聞くと、

『美雪、助けてくれ!怖いんだ!今すぐうちに来てくれ!霊にとりつかれた!』

といった内容のメールが、三日ぐらい続いて来たとのこと。

「絶対嘘。行かない方がいい。寝る時は絶対鍵をかけて寝るのよ。それとアドレス変えた方がいい」

「……わかった」

その次の日、また美雪から克子に電話。

「あの人家まできた!電話も何回もかかってくる。怖くてドア開けれない!外からガチャガチャしてる!」

克子もちょっと怖くなり、

「絶対開けちゃだめ!しつこい様だったら警察呼んだ方がいい! 」

と電話してると、

「あ、帰ったみたい?」と美雪。

それから一ヵ月がたち、大学も卒業。

もうそんな事があった事も忘れかけた頃、美雪からまたあの彼氏の話を聞く事になった。

彼氏が首をつって自殺してるのがアパートで発見された。

彼氏の遺留品から、彼女の所へ警察がきた。事情聴取され、彼氏との事を全て話してきた。

死後一ヵ月ほどと説明され、美雪は呆然としたとの事。

「わたしのせいだ……」

克子は

「そんなことない。私の責任。アドバイスしたのは私。だから美雪は悪くないのよ?」

と言った。

それから数日後、美雪の家に克子は泊まりに行ってた。

二人で飲んで、ビデオを見て、さぁ寝ようかって時に、

『ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!』

二人ともとび起きて電気を付ける。

しばらくしてまた、

『ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!』

「……彼だ……」

二人はパニック!すぐさま近くに住んでた友人に電話して、

「今すぐ来て!」

『ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!』

またしばらくして、

『ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!』

一〇分おきぐらいに鳴るそれは、電話した友達がインターホンを鳴らす瞬間まで続いた。

「外には誰もいなかったよ?」と友人。

三人になってからは一度も鳴らずに、朝を迎えた。本当に怖かった。

克子「それであの時に、美雪と二人で彼のお墓参りに行ってたのよ。あなたもいたけど、あれはおじいちゃんのお墓?」

僕「え?おまえもいたの?さっきも、ん?って思ったんだけど、おまえと会ったのなんて久しぶりじゃん?お墓でなんて会ってないよ?」

克子「はぁ?何言ってんの?お墓参りして美雪と二人で歩いてたらあなたいたでしょ?目も合ったし」

そうだったっけ……??

どう考えても克子はいなかった……

おかしいなと思いながらも、「まぁ、そろそろ帰るか?」と僕。

お金を払い、克子を駅まで見送り、帰宅。

克子が死んだのはその一週間ほど後でした。

実家で首をつってるのを家族が……

僕が知ってる話は以上です。

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克子がなぜ自殺したか、彼女になにがあったのかはわかりません。

今考えてみると、全部克子の作り話だったとも考えれます。

そんな風には見えませんでしたが……

そして美雪は、今も生きてます。

彼女に聞けば、実話だったのかどうかわかります。

が、彼女の胸中を考えると、とてもじゃないけど聞けません……

美雪との繋がりは克子だけだったんです。

クラスメートでも数えるほどしか話もしてないし、顔見知りぐらいだったんで……

勤め先は克子から聞いて知ってるんで、そこにいけばわかるかも?

彼女からすれば、親しい友人と元彼氏?を、自殺という最悪の失い方してますからね……

とてもじゃないけど、詳しく教えてくれなんて聞けません……

先日、美雪と連絡を取るのは無理と言ってましたが、とてつもなく気になり出し、克子の大学時代の友達に電話してみたところ、あっさり美雪の番号ゲット……

どうやら、すでに結婚していて子供もいるらしい。

今日の昼頃に電話してみたら、あっさり出ました。

お墓ですれ違った時とは大違い、声の感じはとても明るく、高校時代の彼女を思いだした。

正直やや拍子抜け。

高校でクラスメートだったとは言え、ろくに会話も交わした事もないのに、美雪は僕の事を覚えてました。

最初はやはり気まずかったけど、結婚おめでとうから始まり、育児の話。

僕も新米パパなんで、育児の愚痴などを言いあってました。

そしてしだいに克子の話になり、僕も美雪も克子を思い出し、やや鬱状態……

今だ!と思い、元彼氏の話に。

克子から聞いた話を一通り話し、

僕「いや、克子が死ぬ前に言ってたからさ……」

美雪「あぁ、あの時の話か……正直忘れたいけど、今だに思い出しちゃうのよ……」

会話の一部始終を書けば長くなるので……
と言うか、覚えてません。

結論。

克子が生前に飲み屋で話してた事は全て事実でした。

中でも興味深く、僕自身ゾッとしたのが、彼氏が自殺する数日前からの、美雪への電話の内容。

彼氏とケンカ別れしてから数日後、その彼氏から突然の電話。

謝ってくるのかと思ってたら、いきなり『助けてくれ!頭がおかしくなりそうだ!』だったらしく、驚きと怒りが同時に込み上げて来たらしい。

でも、あまりにも必死なもんだから聞いてみたら、『すき間』が怖いとの事。

『すき間に何かがいるんだ!おれをずっと狙ってる。家だけじゃない。街中いたる所のすき間から、おれを狙ってるんだよ!』

はぁ?と思ったが、美雪も小さい頃『すき間』が怖かったらしく、まぁわかる気もするなぁ、ぐらいに聞いてたそうです。

彼氏が友達に相談しても相手にされず、笑い者にされたらしい。

『信じてくれるのはもうおまえしかいないから、一緒にいてくれ!』

ずいぶん勝手な言い分に腹がたったが、かわいそうにも思えてきたので、一度電話を切り、克子に相談したらしい。

返ってきた答えは、たしか『ほっとけば?』だったそうです。

また何日か後に彼から電話があり、

『すき間に近づいたら手が出てくる!おれをつかむ瞬間まで見えてて、つかんだ瞬間に消える!友達には見えてない。一度うちに来てくれ。気分が悪い。今まで四回つかまれた。今でも感覚が……』

克子に会わないほうがいいと言われてたので、浮気相手にでも相談したら?とキッパリ拒否したらしい。(やっぱ浮気だったんだね)

それ以降は電話を取らなかった。

彼の死後、警察にその事を全て話すと、

「薬物等は検出されなかったので、極度のストレスによる幻覚だろう」

と言われたらしいです。

「霊、ストレス……どっちにしても、私が殺したようなものだよね?」

と悲しそうに言った美雪に、かける言葉も無かったです……

あ、それともう一つ……

あの時、美雪は克子と『二人』で墓参りに行ったそうです。

普段とは違い素っ気無い僕に、克子が後から愚痴を漏らしてたそうです。

(了)

 

怪談五色(呪葬) [ つくね乱蔵 ]

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