【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

ジンクス

   

Sponsored Link

私の通っている大学で体験した恐ろしい話です。

ある時、学内にあるリフレッシュスペースという休憩室のような部屋で、私は友人の加奈子と共に提出期限が明日に迫っているレポートを必死で書いていました。

しかし、予想以上に手こずってしまい、気がつけばすっかり日は暮れて、リフレッシュスペースには私と加奈子しか残っていませんでした。

二人で雑談を楽しんでいるうちに、よくあるパターンで雑談はいつの間にか恋愛話になっていたのですが、加奈子が突然こんなことを言い出しました。

「先輩が教えてくれたんだけど、誰でも恋愛が必ず成功するジンクスがあるんだって」

ジンクスという単語はマイナスの意味で使われるほうが多いんじゃないか?という疑問がありましたが、愚直ながら誰でも恋愛が成就するという内容に興味を引かれ、加奈子の話に聞き入っていました。

「7号館の近くにある表現棟って知ってる?体操部が活動しているところなんだけど、あそこにある人体模型に願い事をすればいいんだってさ」

学校にまつわる噂話は色々と聞いていましたが、その話は初耳でした。

人体模型なんかに神頼みのようなマネをするのは想像するだけで滑稽でしたが、その場の雰囲気もあって加奈子と表現棟に行ってみることになったのです。

表現棟は学内のどの建築物よりも古めかしく、地震が起きたら簡単に崩れてしまいそうな感じでした。

加奈子の方を見ると、先ほどの恋愛話でのテンションの高さが嘘だったかのように黙り込み、表現棟の二階のある部屋をじっと見つめていました。

さすがに気味が悪くなってきたのですが、加奈子は「行こう」と言うなり表現棟にスタスタと入っていきました。

しかし私はその時の加奈子の後ろ姿を見て、とても不気味な感じがしました。

既に階段を上り始めていた加奈子に、「怖いからやっぱり帰る」と告げると、加奈子は

「わかった、じゃあね」とだけ返事をして、さっさと上ってしまいました。

私は外で待っていようかとも思いましたが、そこにいるだけでも嫌で仕方なかったので加奈子にリフレッシュスペースで待ってるという旨のメールをしました。

30分ほど加奈子が戻ってくるのを待っていましたが、なかなか帰って来ません。

加奈子は多少ルーズな面もあるので、表現棟を出て違う所に行っているのかもしれないと思い、今どこ?とメールをしてみました。

すると、すぐに返信がきました。

《全然ダメみたい、説得できなくて……あんたも早く来て手伝ってよ》

文意が掴めない内容でした。肝心な場所についての答えがありません。

私はそのおかしなメールが怖くなって、

「すぐに戻ってきて!リフレッシュスペースにいるから」と加奈子にメールしました。

すると返信が。

《すぐには戻れないよ、説得に時間が掛かるから。表現棟の二階だから早く来てよ》

……恐ろしくて体が震えてきました。

話は通じているけど、明らかに言ってることがおかしい。

冗談で私を怖がらせようとしているのかと疑いましたが、文面にはいつものふざけた感じが全くなく、サークルや仕事での事務的なメールを受信した時と似ていました。

加奈子は人体模型を説得するのに手こずっているから私の手を借りたい、と言っているのだろうか。

私は《もう帰らなきゃならないからごめんね。また明日》とメールを送り、それ以上は深く考えないようにしました。

その後、加奈子からメールは来ませんでしたが、翌日、学校に行くと加奈子はいつも出席している1コマの講義にいませんでした。

心配した私は、加奈子の携帯に

《大丈夫?昨日あの後で何かあったの?》

とメールを送りました。

返信はすぐに来ました。

《ちょっと体調崩して家で寝てるだけだから平気だよ。気遣ってくれてありがとう》

普通の反応に安心しましたが、立て続けに加奈子から2通目のメールが来ました。

そのメールを見て、私は加奈子に返す言葉が見当たりませんでした。

《実は今朝、彼氏が自殺したんだ。今も警察とか色々大変みたい。意味分かるよね?説得できたんだよ、すごいでしょ。私自身が怖いくらいだもん》

それ以来、加奈子とは一度も関わりを持たないようにしています……

(了)

 

呪詛の時空 宇都宮怨霊伝説と筑前黒田家/則松弘明

Sponsored Link

 - 都市伝説

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

ひぐらしのなく頃に~雛見沢御三家(ひなみざわごさんけ)

ひぐらしのなく頃に・雛見沢御三家とは 雛見沢御三家とは、古くから雛見沢を統治して …

リアル(完全版)【語り継がれる最恐の話】

何かに取り憑かれたり狙われたり付きまとわれたりしたら、マジで洒落にならんことを最 …

アガリビト

山は怖い。何が怖いって幽霊とか動物とか天候とか色々あるけど、一番怖いのは人間。 …

自動車泥棒

アメリカのある都市に住むサラリーマンの男性が、その日も出勤のため家の車庫を見ると …

エレベーターは異界への扉

建築基準法で、三十一メートルを超える建物(だいたい六階建以上くらい)にはエレベー …

決して声に出して読んではいけない詩~トミノの地獄 【都市伝説・怖い話】

この世には決して声に出して読んではいけない詩があるといいます。 それが童謡作家と …

死海文書(死海写本)の謎

死海文書の謎 やりすぎ都市伝説外伝 関プレゼンツ 「死海文書(死海写本) Dea …

ヤマニシさん

四年前、先輩と彼女と、彼女の知り合いの男女と四人でデートすることがあった。 47 …

ヒョウセエ【グンマー怪談】

俺は幼少期、群馬県の山間部に住んでいた。 2007/07/27(金) 20:28 …

角田の森廃屋

あれは小学六年の夏休みの事でした。 友人の勇紀と賢太が角田の森で遊んでいた時、勇 …