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【稲川淳二】大きな顔【ゆっくり朗読】1562

      2021/05/08

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あまりこの後味が良い話ではないんですがね……

もうどのくらいか前になりますが、声帯模写で有名なSさんという方と、仕事でご一緒だったんです。

それは九州の大分へ向かう飛行機の中で、二人で話しをしていたんです。

そしたらSさんが「俺、妙なもの見たんだよ」って言うんですよ。

それは、このSさんが仕事で、地方に行った時の話しだって言うんですよね。

時間があったもんで、宿でごろんと横になっていた。

ところがなんだか妙な感じがしたって言うんですよね。

その妙な感じというのが、何となく誰かが傍に居るような感じがした……って言うんですよ。

そんな遅い時間じゃないんですよ?

それでなんだろう?気のせいかなぁって思って、一応辺りを見たんですけどもちろん誰もいやしない。

でも確かになんだか嫌な感じがするんだよなぁって、何気なく障子の方を見てみたら、影が映っているって言うんですよ。

それが妙な影なんで、なんだろうあの影?と思った。

外にある木が映っているとかそういう感じじゃないんですよね。

そしてしばらくぼーっと見ているうちに、あらーっと思った。

それ、大きな人の顔だって言うんですよ。

かなり大きな人の顔だ。

でも何となくバランスがおかしい。

でもどう見たってそれは人の顔になっているんですよ。

でもそんな影が映るわけないんで、これは影が映っているんじゃない、そこには顔があるんだ。

でもこんなでかい顔はありえない。

なんだろうこれは?って思って、やけに気持ちが悪かった。

淳ちゃん、ただそれだけなんだけど……そしてその顔、すっと消えたんだよ……なんだか嫌な気分がしてね……

なんであんなもの見たんだろうなぁ?夢じゃないよ、もちろん。

そんなことがあったんだよねぇ……

ってSさんが話をしてくれたんですよ。

その後なんですよね。「Sさんが付き合っている女性に、包丁でめった刺しにされて亡くなった」って事件があったのは。

でね、それがなんだか引っかかるんですよ。

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それからしばらく経ちまして、ラジオの番組をしていた時の事です。私はゲストコメンテーターで出ていたんですよ。

まぁ色々相談事を受けるんですが、どうしても怪談っぽい話が多くなるんですよね。

そんな時に70いくつかのおじいちゃんなんですがね、夜にフッと起きたならば、自分のすぐ近くでもって大きな顔を見たって言うんですよ。

この話しを聞きながら、私は、あれ?って思った。

これが割と頻繁に見るようになったって言うんですよね。

廊下に出ると、廊下に大きな顔があるんですって言うんです。

終いには、トイレに行くとトイレに大きな顔が待っているって言うんです。

そしてその顔が真っ赤な大きな顔で、自分の目の前にボーンとあるんだ。

怖いというより、気持ち悪いというより、妙に嫌な感じがしたって言うんです。

その言い方、私がかつてSさんに聞いた同じような言い方をするんですよ。

妙に怖くなりましてね……

それで、ちょっと待って下さいよ、と。

「もしかすると失礼ですが、ご自分の身の回りで持って、腹が立つことだとか、何か気にしていることってあるんじゃないですか?」

って聞いたんです。

そしたら、「えぇ実はあるんです」って言うんです。

それで私もう一回聞いたんですよ。

「それは失礼ですけど、ご家族とか、ご自身の身の回りにすごく近いことじゃないですか?」って。

そしたら、「えぇそうなんです。」っていうんです。

話は進んでいくんですけど、なかなか話しの核心を言えないんですよね。

それで結果的には、局にも了承を得て、

「じゃあ番組が終わった後電話でもって少しお話しましょうね」

と電話でお話することになったんです。

そうしたならばこの方は、土地の事や財産の事でお兄さんと、揉めているっていうんです。

お兄さんと言っても、お兄さんもだいぶいい年なんですよ?

それでそのお兄さんと揉めてるって言うんですよ。

「実は稲川さん、その顔を見てからなんですがね、私本当に兄を殺そうと思って、包丁まで用意してたんですよ」

ってこの方が言ったんです。

それで私が、

「こんなことは赤の他人である私が言うのは申し訳ないんだけど……実は私の知っている芸人さんで、Sさんという方が居ましてね……その方、包丁でめった刺しにされて亡くなったんですよ」

って言ったんです。

「そうですか……そうなんですか……あの包丁捨てますよ」

って言ってましたよ。

その後の話しは何も聞いていませんが、この『大きな顔』には何かあるようですね。

自分の身近で何か腹立たしい事や、自分の身近で何かあった時に、その大きな顔って現れてくるんでしょうかね?

それはもしかすると、自分の心かもしれませんよね。

こんな妙な話、聞かされたことがあります。

(了)

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 - 稲川淳二

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