【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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ヒモロギアラシ

      2016/06/16

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里帰りして昔話に花咲かしてたら、面白い出来事を思い出した。

4 :本当にあった怖い名無し :2010/01/04(月) 09:12:25 ID:ka4yskZm0

僕が小学五年生の頃、九州の方から孝雄というやつが転校してきた。

当初は妙な方言を使っているという理由で苛められていたが、小学生だけあってすぐに打ち解けた。

僕と博と清志と孝雄は特に仲良くなって、毎日のように一緒に遊んでいた。

そんなある日、近所の寂れた神社で暇を持て余してたら、孝雄が「ヒモロギアラシをしないか」と提案してきた。

ヒモロギアラシと言われても、当時小学生だった僕らは、ヒモロギという言葉の意味すら知らなかったのだから、当然チンプンカンプン。

「それはどんな遊びだ?」と孝雄に尋ねたところ、「神様を探す遊びだ」とのこと。

後で分かったのだけど、孝雄自身も詳しく理解していなかったらしい。

とにかくやってみようということになって、孝雄にやり方を教わった。

手順は簡単で、神社の境内でどんぐりを集めて、そのどんぐりを神様の居そうな場所に土を盛って立てる、というものだった。

さっそく僕らは境内を探し回って、各々の場所にどんぐりを設置した。

僕は霊感とかそういうものには疎いので、深く考えず木の根元に設置。

博は「神様なら社にいるだろ」と社に設置。孝雄は鳥居の脚付近に設置。

清志は腰を掛けるのに丁度良さそうなサイズの苔むした岩の上に設置していた。

その岩があまりに厳かだったから、なんとなく皆清志が正解のような気がしたらしく、「清志いい場所みつけたな!いいな!」とか言ってた。

それで、「この後どうするんだ」と孝雄に聞くと、「明日までこのままにしておく」と言い出したので、皆白けてかくれんぼして帰った。

次の日、僕はどんぐりの事もすっかり忘れていたので、早々に帰宅しようとしていたら、清志に捕まって、神社に集合することになった。

一番期待度が高かったのに、結果を見ず忘れ去られるのが、清志にとっては不満だったらしい。

放課後。

神社に四人集まってから、一つ一つを確認していった。

僕と博と孝雄のどんぐりは何事もなくそのままの姿で残っていたが、清志のどんぐりだけは土が崩れて倒れていた。

孝雄曰く「どんぐりが倒れていたら正解だ」とのことで、清志は大喜びで、「ほら見ろ!俺の勝ちだ!」と誇らしげだった。

すると孝雄がなにやら神妙な顔して、

「倒れたのを見たのはじめてだ。今まではこんなことなかった。どうしよう」

とぶつぶつ言いだした。

不安そうな孝雄を見て、清志も先ほどとは一転して、

「もしかして俺なにかまずいことしたか?」とオロオロ。

孝雄が

「実はこれ前の学校で、危ないからするなって先生に言われてたんだ」と言うと、博が

「清志が正解したからって嫉妬してるんだろ(笑)」とおちょくっていた。

僕はどうでも良かったというか、その日はドラゴンボールの放送日だったので早く帰りたかった。

なんとなく気まずい空気の中、その日は皆何事もなく帰宅した。

翌日、学校へ行くと清志の姿がない。

朝礼が終わったあとに、先生から清志は病気で休みだと告げられたので、昨日のことを思い出して不安になった僕らは、清志の家へ見舞いに行くことにした。

出迎えた母親が予想以上に悲痛そうな顔をしていたので、これはただ事じゃないとわかった僕は急に罪悪感に駆られて、丁寧にもてなしてくれる清志の母親の顔を直視できなかった。

言われるがままに二階の清志の部屋へ案内され、そこで見たのは、尻を倍ほどに腫らした清志の姿だった。

腫れの熱で意識が朦朧としてるのか、清志は僕らの存在に目もくれず、うんうん呻っていた。

母親が言うには、今朝起きた時には既にこんな状態だったらしい。

どうすることもできず、僕らは清志の家をあとにした。

帰り際に孝雄が、「俺のせいだ。清志は祟られたんだ」と泣きそうな顔していた。

その後、孝雄が父親に訳を話したようで、父親はしこたま孝雄を叱りつけ、清志の母親に謝りに行き、神主を呼んで御払いをすると、すぐに清志の腫れは快方に向かい、一週間後には学校に来れるようになっていた。

あとで孝雄の父親から事情を聞いた清志が教えてくれたのだが、ヒモロギアラシは、孝雄の前の学校で誰ともなく始めだした遊びらしく、霊的な意味合いより、設置した物を踏んで怪我人がでたので禁止されたらしい。

どんぐりに特別な意味はなくて、境内にある尖ったものなら何でも良かったそうだ。

孝雄の尻の腫れも、祟りだったのかどうか未だにわからない。

という思い出話で盛り上がってる内に、その神社に初詣に行こうということになった。

清志は「さすがにもう神様も許してくれてるだろ!」と古傷を忘れたように軽快だったが、石段で足を滑らせて思いっきり尻餅ついてました(笑)

(了)

 

あした学校で話したくなるほんとうに怖い怪奇現象 [ 並木伸一郎 ]

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