【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

平家の隠れ洞窟

      2016/11/22

Sponsored Link

これは、山陽の某洞窟で体験した話です。

60: 本当にあった怖い名無し:2012/07/25(水) 22:21:41.56 ID:zjpVYgud0

いわゆる、秋のオートキャンプだった。

大学の寮内バカメンバーだった広島のヤツらと三人で、山陽にあるオートキャンプ場で、久しぶりに集まって一杯やろうか!という話になった。

テントやらコンロやらをワゴンに詰め込んで、車内で昔話で盛り上がってるうちに、山奥のすばらしいキャンプ場に着いた。

テントを張って、晩飯の仕込みをし、その間にも昔話で盛り上がってた。

そうこうしているうち準備も終わり、まだ時間があるんで、ちょっと周辺を観光しようか、という話になった。

ドライバーのヤツは、寝とくわと言ったので、二人で散策することにした。

キャンプ場からものの五分のところに、大きな洞窟が口をあけていた。

古びた看板を読むと、こんなことが書かれていた。

《ここは、源平合戦のおりに、平家一門が隠れ住んでいたという伝説がある洞窟です》

そして看板のそばには、ちいさな祠がまつってあった。

へぇ~、こんな薄気味わるいとこに、よう隠れとったなぁ。

そうじゃの~。なんて会話してて、ふとそいつに話したくなった。

「オレのご先祖に、平家の落人がいるらしいで」

そいつは、ふ~ん、と流した。

本当のことなのになぁ。

そのときだ。オレの頭の中に言葉がささやくようにひらめき、つい口をついて出てしまった。

「……おごれる平家は、久からずや。おごれる源氏もまた、久からずや……世は、なべて諸行無常なり……」

低い声だった。自分でもびっくりするぐらい。

でも、ヤツは聞いてなかったかのようだった。

じゃ、洞窟の奥に入る前に写真を撮るか、と、ほこらと看板の前に立ち、入れ替わるようにして二枚撮った。

写真を撮りながら奥に進むと、いっそう不気味さは増した。

洞内のランプが途切れたその先は、飲み込まれそうな暗黒だった。

さすがに、これは進めないと、オレ達は引き返し、テントに戻った。

楽しい宴だった。ただ、ものすごい冷たい風に、みんな毛布にくるまってたが……

そうこうしているうちに、眠くなり、テントに潜り込んで爆睡してしまった。

そして翌朝、気持ちのいい朝だった。

みな早く起きたので、きのう残っていたヤツに、洞窟に行こうと誘ったのだが、めんどくさいとぬかしたので、また昨日のヤツと行ってみた。

二度目なので、今度は怖くはなかった。

二十分ほどでテントに戻ると、残ってたそいつがニヤニヤしていた。

「なんや?」

「おまえらのー、中でエッチなことしとらんかったか?」

「おいおいホモじゃねーよ!」

「いや、おまえらのすぐ後ろに、女がくっついて歩いとったぞ」

「……どんな女?」

「そーじゃのー、髪の長い美人じゃった」

またこいつ、昔の悪いクセが出たな(笑)と、オレ達は軽く流してやった。

「うんうん、いっぱいしてもらったよ(笑)」

「えーのぉ(笑)」

Sponsored Link

数日後、できあがった写真を見て、我が目をうたがった。

ほこらの前の、同じ場所で撮った二枚の写真だった。

最初に写ったオレのまわりは、ただの洞窟の岩肌だ。でも、同じ場所に立った友人の写真は、なんとも言いがたいモノが写っていた。

友人の右ひざに、一五センチくらいの男の顔。

右斜め前に、烏帽子のようなものをがぶった二メートルくらいの男の首が横たわっている。

そして、友人の背後には、四~五メートルくらいの、女官のような長い髪の、巨大な女の顔。

源平合戦絵巻に出てくるような、武士や女官にそっくりだった。

その他、いろんなものがぐちゃぐちゃに混ざって、白いもやと共に写っていた。

……これは心霊写真か?

冷静だった。

人間、本当に恐怖を感じると、感覚がマヒしてしまうことが、わかった。

すぐに電話した。いっしょに洞窟に入った友人は、「そんなのいらん」と言って、怒ってしまった。

もう一人の残ってたヤツに電話したら、「ぜひくれ!」というので、そっちで処分してくれ!と、速達でネガごと写真を送ってしまった。

数週間して、そいつから電話があった。

ヤツはそれを会社に持って行き、大反響だったそうだ。

おいおい知らんぞ……

そして、あのあと気になっていた事を、思い切って聞いてみた。

「あのな、オレ達のあとに女がついて来たって言ってたな」

「うん、おったで(笑)……あ」

その後、彼はネガごと写真を紛失してしまった。

そのあとに、我々に起きたことは、書きたくない。

ただ、オレは数年後ひとりで、再びあの洞窟に行き、ほこらにお酒をそなえて「ごめんなさい!ごめんなさい!」と、謝ったおかげか、今のオレ達には、とりあえずは不幸は来ていない。

おそらく、オレは平家の血を、本当に引いているのだろう、そう実感した、出来事でした。

(了)

 

中国の〈憑きもの〉 華南地方の蠱毒と呪術的伝承

Sponsored Link

 - 洒落にならない怖い話

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

心霊番組のロケ

※関連するこちらの話もどうぞ ⇒ 『呪いのビデオ』のスタッフへ百八つの質問!その …

亥の子唄(※追記あり)

田舎に帰ったときの話。 大学卒業後、俺は田舎から大阪に出た。 休みには帰省しよう …

赤児を返せ

高校生の時に体験した話です。 私たちは修学旅行で、ある海に行きました。 グループ …

パンプキンタワー

十数年前の話。当時、大学生三年だった俺、キヨシ、後輩ヨシオは相変わらず下らない話 …

げに恐ろしきは女の怨念

この話は、私がまだ大学生の頃、とある七階建ての貸しビルで夜間警備員のバイトをして …

山奥の廃墟

俺が今まで生きてきて一番怖かった体験を話したいと思います。 実際起こった出来事な …

消えた祖母

私の母方の伯母さんと祖母が、都内の有名ホテルに二週間前から予約を入れて、当日、チ …

心霊スポットの猿

十代最後の思い出に、心霊スポットとして有名なトンネルがある山に行ったときの話。 …

高三の夏コテージ恐怖体験

  俺が高校三年生のとき。一人の友達の親が茨城の海沿いの地にコテージを …

旅で出会った女

若い男が旅をしていました。 その日は日が暮れるまでに宿のある町まで到着するつもり …