【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

*

橋の上の女

      2016/07/26

Sponsored Link

 

二年前まで僕は大阪府の中でも奈良よりの小さな市に住んでいました。

335: 本当にあった怖い名無し 2015/01/12(月) 21:56:29.73 ID:v6CcOLXE0

そこには大和川(やまとがわ)という、大阪では淀川の次に有名で大きな川が流れています。

その川の向こうはまた別の市、つまり大和川は市と市の境目となります。

川にはとても広くて長い橋がかかっています。

その橋は大阪外環状線にあり、交通の面でも車の行き来が激しい所です。橋の下には大和川。

残念ながらここは自殺の名所としても有名で、毎年ここから身を投げる方が跡を絶ちません……

ある日のこと。

橋の下には6面ほどテニスコートがあり、僕は友人とテニスをしに橋に向かいました。

橋の手前に自転車を置き、歩いて橋の下に下りようとしたとき……

僕たちの「後ろ」から女性の叫び声がしました。

その声に驚き後ろを振り返ると、二十代くらいで髪の長い女性が叫びながら僕たちの所に向かって走ってきます。

そしてこう叫びました……

「あそこを見てください!橋の真ん中!!女性が飛び降りようとしてます!!!はやく助けてあげてください!!!!」

そう言われてふと橋の真ん中を見ると、確かに女性がいました。

橋の真ん中から下の川を見つめ、靴をぬぎだしています……

僕と友人はその光景を目の当たりにし、あまりの衝撃と同時に助けなければと言う思いで、教えてくれた女性にここにいるように伝え、全力疾走で橋の真ん中からまさに飛び降りようとしてる彼女のもとへ向かいました。

長い橋の真ん中に向かい、息を切らしながら必死で走る僕と友人。

彼女はそれを知らず橋の手すりに足をかけよじ上っています。

声すら出ないほど必死にたどりつこうとする僕と友人。

僕たちが追いつくかどうかで彼女の命が決まる……

そう思うと今まで体験したことないほどの全力疾走になります。

でも、それに気づかずとうとう彼女は橋の柵に立ちました。

下をじっと見つめています。

間にあうか、手遅れか……

彼女が意を決して飛び降りようとした瞬間!

まさにその瞬間……落ちるギリギリで僕たちの手が届きました。

それでも足と体をバタつかせ、落ちようとする彼女。

必死で抱えて引き戻そうとする僕たち。。

やがて、なんとか道路側に彼女を引き戻した時は安堵の気持ちや恐怖で脚の震えが止まりませんでした。

しかし……

本当の脚の震えはその直後はるかに強烈な全身の震えに変わりました……

僕と友人が全力疾走で橋の真ん中まで行き、引き上げた女性……

その女性の顔は………

僕たちに自殺する人がいると教えてくれた「後ろ」にいた女性でした……

(了)

 

ふりむいてはいけない [ 平山夢明 ]

Sponsored Link

 - 怪談

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

恐怖の留守番

根岸さんという青年は、最近、京都にあるおじの家の二階から飛び出した。 これは、た …

稲生物怪録(いのうぶっかいろく)

稲生物怪録とは   江戸時代中期の寛延2年(西暦1749年)に、備後三 …

青と赤の怪談

  今年国試受験なんで家で勉強してたんだが、夜二時くらいかな、部屋の壁 …

チーママの恨み

学生時代、とある地方都市で下宿生活をしていた俺は、クラブのボーイのアルバイトをし …

赤ちゃんマンといっしょ

俺の息子;タケ。今はもう成人してるんだけど、今年の正月に帰省してきた時に珍しく一 …

サーバー徳子さん

オカルト的な物とは縁がないように思われるような、デジタルな仕事をやってるIT業界 …

真夜中の花嫁

もうずいぶんと前のこと。亡くなった爺さんの十三回忌で信州の松本に帰った。 773 …

夕闇通り探検隊

うちの地元はニュータウン地域なんだが、もうボロボロな団地ばかり。 723 :本当 …

ホテルのアンケート

私が某会員制リゾートホテルに勤めていた時 ある老夫婦に書いていただいたアンケート …

病院の怪談Ⅲ ~ 最期の会話

一緒に働いていた友人の話 528 :本当にあった怖い名無し:2015/09/16 …