【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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祓塩

   

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マツケンサンバが流行っていた頃の話。

東京で私は、当時の彼女の部屋に転がりこむ形で同棲していた。

1DKの普通のマンション、四階の普通の部屋。

特徴があるといえば、部屋にボタンを押すと電動で降りてくるベッドがあった。

ベッドを、背の高さくらいにまで降ろし、ハシゴをかけて昇る。

後は本当に普通で、玄関を入るとキッチンとユニットバスがあり、そこを仕切る曇りガラスのドアを開けると、ベッド、テレビのある部屋。後は、ベランダ。

私はいつも夜勤で、彼女は資格の学校に通ってたから生活リズムは全く違う。

私が帰ると彼女はいないし、私が出勤した後に彼女は帰るという生活。

顔を合わすのは土日くらい。

同棲してから大体一ヶ月後。

私がいつも通り部屋に帰って、ベッドに座って壁によりかかりながら漫画を読んでいた。
昼の十二時くらい。

ドンドン、と寄りかかっている壁を叩く音がした。

何回か繰り返された。

うるさいな、と思いつつ眠りについた。

その後それが何回も続いた。

土曜日に、彼女にその事を話した。

隣の部屋の奴うるさいけどどんな奴が住んでるのか知ってる?

少し困惑した顔で私を見る彼女。少し間をおいて彼女が言う。

「ここ角部屋だから隣の部屋ないよ?」

そう教えられても到底信じられない。

部屋を出る。

隣の部屋を一緒に確認していく。

確かにない。

というかまっ平らな壁。

でも、その外の壁から明らかに私達の部屋の高さを叩いている音を、私は何度も聞いた。

「マア、気のせいだね」

そう話してその日は寝た。(やっぱり昼くらい)

夕方に目が覚めた。

……壁を叩く音で。

二人ともその音で目が覚めた。

「やっぱり、音するね……」

不気味だけどそこまでうるさい音じゃないし、二人とも気にせず普通に話していると音はいつの間にか、鳴り止んでいた。

それからも、壁を叩く音は時々鳴った。

でも慣れるもので、怖さや不気味さは既になくなっていた。

それからだった。

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私はいつも一人で寝る時は、電動で降りてくるベッドの上で寝ていた。

ウトウトしている時に、間の曇りガラスのドアが開いた気配がした。

あぁ、お昼だし彼女が忘れ物でも取りに帰ってきたのだろう。

「あれ?何か忘れ物?」

と声を掛けるが、返事がない。

不思議に思い、身を乗り出して部屋を覗く。

……誰もいない。

ベッドから降りて、間のドアを確認すると確かに開いている。

ドア、閉め忘れたのかな?

玄関のドアは鍵閉めている。

その時、念のためチェーンもしておく。

間のドアも閉めて、また電動ベッドに登りウトウトする。

……やっぱり人の気配がする!

身をよじり、部屋の様子を伺った時に見た。

曇りガラスの向こうでユニットバスに入っていく何かを。

背丈は140くらい?いや、160はあったかも。よく分かんない。ちなみに、彼女は140くらい。

まー、いるんだろこの部屋。と思い寝た。やっぱ確認するの怖いし。

が、やはり気のせいではなかった。

平日、仕事から帰り、その次のは休みという事もあって、いつもより遅く起きていた。

夕方頃、そろそろ寝ようと思い、布団を被ってウトウトしていた。

明らかに間のドアが開いた。

そして、開いたドアの向こうのユニットバス辺りで足音が聞こえた。

こりゃ彼女だろ。

「お帰りー!今日早いね」

……反応がない。

身を乗り出してみても、やっぱり誰もいない。

ドアは開いている。

いつも絶対間のドアは閉めているのに開いている。

もういいや。いっそこのままドア開けっ放しにしよ。

また布団を被り、さー寝るか!と思ったが寝れない。

なぜなら人がいるからだ。

いや、人がいるんだと思う。

人の気配がする。

しかも、子供って分かるくらい、ハッキリと。

最初は間のドアの近辺をいったり来たりを繰り返していた。

ゆっくりとこっちに近づいてくる。

また玄関の方に行く。

それを繰り返していたように思う。

結構眠かったので、ウトウトしてきた。

あーこりゃ寝れる。

!!

明らかにその子供がベッドの真下にいるのが分かった。

鳥肌が立った。

人生で明確にこういう体験をしたのは生まれて初めて。

しばらく息を殺して時間が過ぎるのを待つ。

時計の音と外を走る車の音がする。

何分経ったのだろう。

気配が分からなくなった。

やっといなくなったか……そう思った。

そう思った時、ふいに足元に嫌な感じがした。

見るとベッドに小さな手がかけられていた。

白いがハッキリとした手だった。

!!!?

バッと飛び起きる!

と、彼女が帰ってきた。

ベッドから飛び降りた。

彼女を迎え入れた。

たった今起こった事を話す。

彼女はその場で実家に電話をした。

実家のお母さんはこの塩はホントに効果があるから、正しく祓い塩しているならそんな事はありえない、と話していた。

なら、もう一度祓い塩をしようと手順を聞いた時、二人とも目を見合わせて止まった。

彼女がしたのは祓い塩ではなく盛り塩だった。

そしてそのやり方は招き塩だった。

以来、そういった現象は一つも起こらない。

[出典:http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1185186584]

(了)

 

怖い本(3) [ 平山夢明 ]

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