【厳選】 怪談・都市伝説・怖い話まとめ

ネットで見つけた、都市伝説・怪談・ほんとにあった怖い話・世にも奇妙な物語・心霊系・不思議系・電波系・オカルト系のお話シリーズです♪

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開かずの土蔵

      2017/04/09

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オヤジから聞いた話。

583:本当にあった怖い名無し:2008/06/14(土) 13:12:20 ID:IYU3TMnUO

オヤジが子供の頃住んでた家に、開かずの土蔵が在ったらしい。

なんでも、土蔵の中には誰の物だか判らない首塚があり、中に入ると首を斬られて死ぬ、なんて言い伝えが残ってたそうだ。

当時オヤジは、その言い伝えを全く信じて無かったそうだ。

「ホントかよ?」

「誰に首斬られんだよ?」

「土蔵に武士でも住んでんのか?」

などと完全に馬鹿にしていたらしい。

そんなオヤジが十歳の時、学校で肝試しが流行った事があったそうだ。

学校では、

「昨日の晩は、何処の墓場に行き幽霊を見た」

「何処のトンネルで、おかしな声を聞いた」

そんな話しばかり。

肝試しから帰ってきた奴等は、ヒーローとして皆から崇められていたそうだ。

オヤジも幾つかに参加し、それなりに楽しんでいたのだが、狭い田舎の肝試しスポットなど限りがある。

次第にネタ切れ状態になったらしい。

そんな時にオヤジは、自宅に在るじゃん!と、開かずの土蔵を思い出したそうだ。

早速学校でオドロオドロしい言い伝えを友達に言い振らし、パーティーを集めたそうだ。

決行日……

オヤジと仲間達は深夜二時過ぎに、それぞれ担当の道具を装備して、開かずの土蔵に集まったそうだ。

灯り担当、閂破壊用の大工道具担当、塩や酒担当など。

変わった物だと、パーティーに神主の息子が居て、そいつが持ってきたのはいろんな御札セット。

交通安全とか豊作祈願も混ざってたらしい(笑)

とにかく、当時のオヤジ達に出来る最高の装備で臨んだそうだ。

そしていよいよ閂をノコギリで切断して、土蔵の扉を少し開け中の様子を伺う。

真っ暗で何も見えなかったそうだ。

そこでオヤジの家で飼ってた鶏(オヤジの装備品だったらしい)を土蔵の中に投入し、様子を見ていると……

「ケッー!コケッ!ゲキョッ!!」

シーン……

突然、鶏が騒ぎ、断末魔の叫びを残して静かになった!

オヤジと仲間達はそりゃあもうパニクったらしい。

神主の息子があわてて御札乱舞を繰り出し、閂の切れ端を皆で扉にハメてオヤジの家に逃げ込み、大騒ぎしながら全員で塩を浴びたそうだ。

そこで、オヤジのオヤジ(つまり俺のじいちゃんだ)に見つかり終了。

オヤジと仲間達は怒られるのを覚悟して、じいちゃんに事情を話しそうだ。

予想通りじいちゃん大激怒!全員布団叩きで尻をひっぱたかれたそうだ。

腫れがひくまで痛くて椅子に座れなかったらしい。

次の日の朝、じいちゃんとオヤジは土蔵に行き、中を覗いて見たそうだ。

中には大きな石碑の様な物と、首の無くなった鶏が……

オヤジはそれを見て、恐ろしさと鶏に申し訳無い事をした自責の念で、その場で泣き崩れたそうだ。

その後、土蔵は厳重に封印されて誰も入らぬまま、現在は新幹線の線路に……

もし今も残っていたら、俺はやっただろうか?

オヤジの話しを聞いていなければやったかもなぁ。

……ちなみに、じいちゃんも子供の時にやって怖い目にあったそうだ。

(了)

 

怖すぎる話 真夜中の都市伝説/松山ひろし

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